スギ花粉飛散のピーク時期なので、そんな日があってもおかしくない?誰が何のために制定したかわからない謎の記念日です。
今日、3月7日は「花粉症の日」だそうです。
「花粉症の日」「花粉症記念日」は多くの記念日サイトが「気象庁由来」で取り上げていますが、実は誰が何のために制定したのか不明な謎の記念日です。花粉症の症状さながら、なんだかスッキリしません。ちょうどスギ花粉飛散のピーク時期なので、そんな日があってもおかしくないと多くの人が思うのでしょう。どなたか既成事実をもとに記念日協会に申請してみてはいかがでしょうか。少しはスッキリできるかもしれません。
それにしても、花粉症の人の多さには驚きます。感覚的には、周囲の半分くらいの人が花粉症になっているような気がしますが、実際の有症者数は正確にはわかっていないようです。厚生労働省HPでは2008年の調査で28.9%という数字が上がっていますので、3割はゆうに超えているのでしょう。花粉症の人は1970年代後半から急激に増えたようですが、増加の原因は生活習慣の変化や人工林の荒廃や公害など諸説さまざまでスッキリしません。とにかく、いろんなことがスッキリしないのが花粉症のさだめなのかもしれません。
花粉症対策も諸説さまざま巷に溢れていますが、私たちにできるセルフケアの第一歩は、とにかく「体に入る花粉を減らす」ことです。花粉がつきにくい素材の服を着て、常に外に出ている頭と顔を花粉から守るため、帽子、マスクやメガネでガードするというのが一番最初の対策になります。近年では、機能性の高いマスクやメガネが商品化され、活用によっては随分、症状が軽減できるようです。
ブルーライト対策メガネで一気に有名になったJINSでも花粉対策メガネに力を入れています。おしゃれなデザインで最大98%の花粉カットと驚異的な効果をうたっています。先週、JINSが東京都森林組合に花粉対策メガネを贈呈したというニュースがありました。盲点でしたが、アレルゲンの宝庫であるスギ林の中で働くのですから、花粉症の林業従事者は過酷な状況に置かれていることは想像に難くありません。林業の方々には花粉カット効果だけでなく、曇らない点も好評だったそうです。
花粉症はアレルギーなので症状をやわらげる「対症療法」が一般的ですが、「減感作療法」という原因治療もあります。マスクやメガネや、空気清浄器などでなるべくアレルゲンを減らし、点眼薬や点鼻薬、飲み薬などで症状を和らげることも可能です。花粉飛散のピークは3月末まで続きます。ご自分の生活や環境にあった花粉症対策で、つらい時期を乗り切りましょう。
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