「残業見舞い」に「差し入れ」をしましょう。仕事を頑張る人たちが前向きな気持ちになることで効率を上げ、日本を明るく元気にすることを目指す日本残業協会が制定しました。
今日、3月4日は「差し入れの日」です。
会社で疲れている時に嬉しい応援である「差し入れ」をすることで、社内コミュニケーションの活性化を促し、業務効率やモチベーションのアップを図る日です。仕事を頑張る人たちが前向きな気持ちになることで効率を上げ、日本を明るく元気にすることを目指す日本残業協会が制定しました。
残業協会では、遅くまで頑張っている人を応援すべく、差し入れ等を行うことを「残業見舞」と呼んでいます。残業を推奨しているわけではなくて、応援することで働く人のモチベーションを上げ、早期仕事終了と早期帰宅を促すことを推進するとしています。(注記:残業協会は、残業の是非を問う団体ではありません。)
日本の景気がまだ良かった頃は、残業をしているとリーダークラスの人がお菓子を差し入れてくれることはよくありましたが、今はどうでしょうか。オフィスグリコのような「置き菓子」のシステムが導入され、自分で好きなものを購入することの方が増えているような気がします。若手のリーダークラスはただでさえ生活が苦しく、毎日のように残業しているので、差し入れも続かないということもあるのかもしれません。なんだか世知辛い世の中です。
女性の先輩が「物をくれる人はいい人」という名言を残していましたが、確かに物を貰って嫌な気持ちになる人はあまりいません。休出や残業時の差し入れは社内の空気をなごやかにしてくれたような気がします。前日夜に発覚したミスのリカバリーのため、一人で出勤しなければならなかった休日の朝に、机の上にさりげなく置かれていたお菓子に思わずほろりとしたことさえあります。職場作りというのは、小さなことの積み重ねなのだとしみじみ思ったものです。
IT企業に勤めていた時には、年末年始の出勤者全員に会社からカップラーメンが配られていました。「正月にカップラーメンかよ」という向きもいましたし、カップラーメンだけが届き、わりばしが入っていなかった時には笑うしかありませんでしたが、「気にかけている」と伝えるのは案外、大事なことなのでしょう。
今日は残業協会推奨の「差し入れの日」。これをネタにたまには職場にお菓子のひとつも差し入れてみませんか。「いい人」としての株が上がり、思いのほか、職場が和むかもしれません。
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