電子書籍の認知度向上や利用促進を図り、電子書籍市場の拡大と豊かな読書体験の提供を目的として、制定されました。
今日、2月17日は「電子書籍の日」です。
電子書籍の認知度向上や利用促進を図り、電子書籍市場の拡大と豊かな読書体験の提供を目的として、株式会社BookLiveが制定しました。かつて、電子書籍が普及したら、紙の本はますます売れなくなるのではないかという議論がありました。音楽データがダウンロードされるようになって、CDという媒体が不要になったのと同じことだからでしょう。実際には、現在の電子書籍は全出版物の10%ほどという統計情報があります。それだけ?という数字ではないでしょうか。
電子書籍の専用端末を使ったことがないので、タブレットやスマホの電子書籍しか知りませんが、なんと言っても「場所をとらない」というのが、本好きにはありがたい特徴です。本棚に入りきらずに泣く泣く段ボール何箱分もの本を売り払ったことを思えば、何百冊でも置いておけると思うとつい、買いすぎてしまいそうです。
電子書籍には複数のフォーマットがあるので一概に言えないのかもしれませんが、縦横を変えてもきちんとタブレットの画面サイズに収まるように改行を変えてくれたり、しおりやマーカーが簡単につけられたり、機能的にもよくできています。そんな必要もないのに、ちゃんと紙をめくるようなアニメーション付きでめくれるところなど、凝っているなあと感心します。文字が拡大できるし、画面が明るいので、老眼になったら電子書籍の方がいいかもしれません。
それでも、電子書籍は10%しか普及していません。そういえば、筆者も本と電子書籍はやはり9:1くらいの比率でしか購入していません。単純に紙の本の装丁や手触りが好きなこともありますが、どうも電子書籍で読むことを「読書」と思えない頭の固さもあるようです。雑誌や新聞などのような、ある程度の長さしかない「記事」や「コラム」などは電子版でもまったく抵抗がないのですが、どうも「小説」は紙でないと落ち着きません。「文字・活字文化の日」」のときにも書きましたが、本には本の、電子書籍には電子書籍のよさや楽しみ方がそれぞれあるということなのでしょう。
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