2月15日、16日は横手の雪まつりです。100個ほども「かまくら」が作られ、中で甘酒やお餅なども食べられるお祭りです。
今日、2月15日は「かまくらの日」です。
今日、明日、秋田県横手市では伝統の「かまくら」をメインにした雪まつりが行われます。
作られる100個ほどの「かまくら」は高さ約3メートル、直径3.5~4メートルほどもあり、1個あたり大体30トンの雪が使わる大きなものです。中には子どもたちが入って、甘酒やお餅、お菓子などを食べながら遊ぶ行事が今も行われていて、今となっては全国的にも珍しいお祭りです。
もともと「かまくら」は見るものでなく、中に入って、正面にまつられた水神様にお賽銭を上げて、家内安全・商売繁盛・五穀豊穣などを祈願するものだったそうです。交通量が増えて大きなかまくらがたくさん作れなくなった頃にはじまったという、火の入った「ミニかまくら」がたくさん並んだ光景は、一度は見てみたい幻想的な風景です。
人が入れるほど大きな「かまくら」を作るのは、結構大変な作業です。大量の雪を集めて、崩れないよう固くかためてから、中に空洞を開けるのですから、かなりの力が要ります。小学生の頃、めずらしく大雪が降った日に、校庭に「かまくら」を作ってみようとみなで張り切ってみたものの、一人がやっとうずくまってはいれるくらいのものしかできませんでした。土の混ざった雪だるまと、小さな小さな「かまくら」は懐かしい思い出です。
週末には全国的に気温があがり、東北・北海道でも高温と強風の、春の嵐にみまわれました。雪まつりが終わったばかりの札幌では、雪像の残骸があたたかな雨に打たれて融けていき、なんとももの悲しい光景が見られたようです。横手でもプラス気温で雨が降ったようですが、「かまくら」は無事でしょうか。地球温暖化で各地の雪まつりがなくなってしまうようなことがなければいいですね。
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