2(ふ)9(く)の語呂合わせで服の日です。ファッションは時代を映す鏡。気軽に楽しみましょう。
今日、2月9日は「服の日」です。
2月9日の語呂合わせで「服」。衣類への関心を高め、服を着る楽しみを広げようと、全国服飾学校協会などが、1991年(平成3年)に制定しました。
このところ朝の連続テレビ小説「あさがきた」では、主人公のあさがロングドレスで銀行の仕事をしています。立てエリできっちりとしまった首元、手元にフリルのついた長袖、無理やり絞ったウエスト、足の甲まで届くロング丈のスカートを不自然に膨らませたデザイン。きれいなのかもしれませんが、このドレスが社会に定着しなくてよかったと思ってしまいます。このドレスで働くのは、どんな仕事でもキツイでしょう。ありがたいことに洋服のデザインはどんどんと変わっていきます。服は時代を映すのか、時代を作るのか、ニワトリと卵のようです。
服は時代を作るというと、同じく朝ドラの「カーネーション」を思い出します。人々がまだ洋服を着ていなかった時代に洋服を作る仕事を始める主人公。ファッションと商売への情熱は並々ならぬものがありましたが、時代は太平洋戦争へと突入してしまいます。そして、物語の中で印象的に登場するのが、終戦後、巨大な水玉模様の生地で作ったワンピースです。戦争は終わったのだと全身で叫んでいるようなド派手なワンピース。まさに時代を作っていました。
今日はファッションを楽しもうという日だそうです。ファッションには実に早いサイクルの流行があって、追いかけるのに疲れてしまうような人もいます。一方で、服にはあまり興味がないという方も多くいます。どちらも結局のところ、「何を着たらいいのかわからない」というのが正直なところのようにも見えます。むずかしく考えず、自分がいいなと思った服をすなおに着てみませんか。今という時代を生きる新しい自分が見つかるかもしれません。
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