手書き文字の力強さや魅力、その重要性を再認識していただき、伝え残していかなければならないとの考えから「習字の日」は制定されました。
今日、11月2日は「習字の日」です。
「正しい美しい愛の習字」を基本理念として、書道文化の向上と、書道教育、習字教育の振興と普及などを目的に活動を行っている公益財団法人日本習字教育財団 が制定しました。日付は11と02を「いい文字」と読む語呂合わせからですが、11月1日が「古典の日」、11月3日が「文化の日」ということで、この3日間で、日本文化の継承・振興・発展に貢献できるよう努めたいとの思いが込められています。
つい先日10月27日は「文字・活字文化の日」でしたが、こちらは、その活字文字全盛の今、手書き文字の力強さや魅力、その重要性を再認識していただき、伝え残していかなければならないとの考えから「習字の日」を制定されています。
確かに、近頃では何かを手書きすることはほとんどありません。メールやLINEは打っても、手紙はまず書くことがありません。かろうじて続いている年賀状もパソコンで作って、印刷してしまいます。一応、手帳を使っているのでメモを書くこともありますが、自分で書いた字があとで読めないことがしょっちゅうです。
書き文字が汚いのがコンプレックスでボールペン字の練習帳などを買い、何日かやってみたこともありますが、結局、長続きせず、冠婚葬祭のときの記名のたびに後悔しています。習字の授業も嫌いでした。「下手な人は汚す」と言われるとおり、授業のたびに制服のどこかに墨のシミをつけてしまい、それだけでもげんなりしたものです。なんだか、習字を推奨する日に、ふさわしくないエピソードばかりですね。
けれど、自分の書き文字が汚いせいで、書き文字の美しい人にとてもあこがれます。習字とまではいかなくても、一筆箋のようなものでメッセージを伝える、プレゼントに手書きのカードを添えて思いを伝える。きれいな字が書けるのなら、そういう粋なはからいをしてみたい。同じような悩みを抱える人は案外と多いらしく、悪筆を直すための教室なども開催されていて、申し込み開始すぐに満席になっています。
「習字の日」の今日、あらためて手書き文字の魅力を感じてみるのもいいかもしれません。
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