文化放送の周波数が1134キロヘルツであることから、その数字にちなんだ11月3日と4日の両日としたもので、周波数を由来にした最初の記念日です。
今日、11月4日は「文化放送の日」です。東京のAMラジオ局の文化放送が、自社のラジオ番組の魅力を多くの人に知ってもらおうと制定しました。日付は同局の周波数が1134キロヘルツであることから、その数字にちなんだ11月3日と4日の両日としたもので、周波数を由来にした最初の記念日です。
文化放送と、TBSラジオ、ニッポン放送の在京ラジオ三局では、今年2015年12月に東京スカイツリーに「FM補完中継局」を開設し、AM放送と同じ内容の番組をFMでも放送開始することを予定しています。「FM補完中継局」というのは、AMラジオ放送の放送対象地域において、親局または中継局の放送区域内の災害対策や難聴(都市型難聴、外国波混信、地理的・地形的難聴)対策のために整備されるFM方式による中継局のことです。( 文化放送HP )
いま、ラジオのような音声のみのコンテンツは、インターネットラジオやポッドキャストなど、電波の送受信ではない手段によっても配信されています。もともとは、あまりラジオを聴く習慣がありませんでしたが、ネット配信されるようになってから、ラジオを聴くことが増えました。案外そういう人も多いのではないでしょうか。
世の中には情報があふれかえっていて、さらにその多くが視覚情報を伴っています。テレビ画面にはメインの画像以外に煽り文句やSNSの引用コメントなどの文字情報がこれでもかと並べられるようになりました。本来、音を楽しむはずの音楽もほとんどすべて画像付きで、音だけに集中して楽しむことはあえて選択しなければできなくなりました。日々情報過多な中で暮らしていると、暗くした部屋でラジオの音だけに聞き入る時間が、安らぎに感じられるような気がします。
ラジオにはラジオの魅力があるからでしょう、多くの著名人や売れっ子のタレントが番組を持っています。目の前に人がいない、声だけのコミュニケーションのためか、タレントの話もオープンな感じになり、テレビなどとは違った一面が垣間見られることも多くあります。あの人がこんなことを言うのか、という親しみがわくところがラジオにはあります。
12月から「AM1134kHz」と「FM91.6MHz」の両方で聞ける文化放送。ラジオの楽しみはまだまだ続きます。
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