「おもてなし」サービスの筆頭、おしぼり。布製リサイクルおしぼりはエコロジーです。
今日、10月29日は「おしぼりの日」です。
全国おしぼり協同組合連合会 が2004年(平成16年)に制定しました。10月は「て(ten)」の語呂合わせと10本の指から「手」、 29日は「ふ(2)く(9)=拭く」の語呂合わせで『手を拭く』の意味だそうです。
おしぼりは、なんとなく日本独自のサービスというイメージがありましたが、一番印象に残るおしぼりはシンガポールエアライン(SQ)の機内サービスのおしぼりです。機内に充満するあの独特の香り付きのおしぼり。SQが独自に調合、開発したという“ステファン・フロリディアン・ウォーターズ”(非売品)の香りだそうです。きれいなCAの民族衣装とあいまって、飛行機に乗っただけでもう異国情緒に包まれます。
そういえば、布製のおしぼりはずいぶん減りました。たいていのお店では使い捨ての紙おしぼりが使われています。布製のおしぼりはこのまま衰退してしまうのでしょうか。確かに衛生管理を考えると経済効率は悪そうですが、おもてなしの品としては捨てがたいものがあります。
おしぼりの日を制定した全国おしぼり協同組合連合会は、布製のレンタルおしぼりを主業とする業界団体です。「21世紀は循環型社会です。貸おしぼりは、回収から出荷までの循環利用を既に確立しています。紙おしぼりは負の財産としてゴミ問題を抱えています。貸おしぼりは、清潔・安全を第一にそしてゴミを出さない商品として循環型社会を支えていきます。」と布製おしぼりの優位性を強調しています。洗濯時の排水やビニール包装の問題はありそうですが、総合的にはエコロジーな仕組みなのでしょう。
ふだん何気なく使っていて、あまり気にしたことのないおしぼり。おしぼりの日は、改めて「おもてなし」サービスや環境問題を考え直すよい機会になるかもしれませんね。
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