ロッキード事件で田中角栄前首相が逮捕された日を記念して「政治を考える」という反面教師的な記念日です。
今日、7月27日は政治を考える日です。
1976年7月27日に、戦後最大の疑獄事件ともいえる「ロッキード事件」により前総理大臣田中角栄が受託収賄および外国為替・外国貿易管理法違反で逮捕されました。
「ロッキード事件」というのは、ロッキード社から全日空へのジェット旅客機の売り込みに際し、多額の賄賂が政治家に支払われたという事件で、田中角栄の他に政治家2名、全日空と丸紅の役員・社員、政財界の黒幕児玉誉士夫、政商と呼ばれ「記憶にございません」の発言が流行語になった小佐野賢治など多数の逮捕者を出しました。
事件の取材記者や田中角栄のお抱え運転手が相次いで不審死をとげたなどという逸話も残っており、2時間ドラマか映画になってもおかしくないような一大スキャンダルとなりました。
この田中角栄に象徴される金権政治を教訓にするべく、政治を考える日が制定されたようです。政治とカネは切っても切れない関係にあって、いつの世も、まるで犯罪小説のような事件が世間をにぎわせ、あるいは明るみに出ないまま永田町界隈に渦巻いていそうです。
けれど、政治家が何か事件を起こしてから、非難をしたところで手遅れです。「自分たちが選んだ政治家」が、その事件を起こすのだということを、もっと認識すべきでしょう。政治を考える日が、自分たちの投票を考えるきっかけになれば、すでに鬼籍に入った多数の事件関係者も本望ではないでしょうか。
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