「カリスマ」営業マンとか、「カリスマ」技術者とか、人々を魅了するような資質や技能をもった人気者が身近にいないだろうか。アシストで言うなら、データベースの技術を担当している佐瀬(さぜ)がその一人だ。
「大学に入るのに浪人もしましたし、総合的に見れば勉強は得意ではなかったと思います。素行も、優等生でもなくヤンチャなことをするでもない、普通でしたね。こういうことを聞かれると”何か武勇伝があれば・・・”と思ってしまいますが、何もないです。アシストに入社してからは、1年目にOJTリーダーと一緒に重点顧客のサブ担当を体験させてもらったことが、それ以降の仕事に大きく影響したと思っています。当時は人の倍働くことを意識していました。2倍の時間働けば、勉強の得意でない自分でも、もしかしたら人と同じか、うまくいけば1.2倍ぐらいの成果を出せるんじゃないかと思ったからです」
入社3年目、佐瀬は長野県のお客様に一人でデータベースのバックアップリカバリの設計、構築、テスト、運用シェル作成、手順書作成、レクチャーその他という支援を提供することになる。しかも東京から長野への出張だ。初めてのおつかいのように、佐瀬がどんなにわくわくしてこの仕事にあたったか、言うまでもない。2年間学び、行ってきたことすべてをつぎ込み、佐瀬は任務にあたった。
「その時のお客様が自分と同い年でとても気が合ったということもあり、率直に相談し合いながら仕事を進めていくことができました。さらにそれを自分のリズムで実施するということができた、とてもよい仕事でした。この仕事を進めながら徐々に、“自分にもできることがある”、という自信が生まれたんだと思います。それまでは例えば製品の導入など、システム構築のほんの一部しか対応してきませんでしたが、この支援ではデータベースに関する支援の多くの範囲を自分で実施することができました。たくさんの種類の仕事を、しかも一貫して実施できたことやそれを自分でコントロールしながらできたことはとても大きかったと思います」。こうして、人の2倍働いた成果は、多様性や自律性、一貫性のある支援が自分でもできるという成功体験につながった。
アシストの営業マンは週に15件の顧客訪問を必達目標に掲げている。これは創業者トッテンの『営業はバッター・ボックスに立たなければヒットは打てない!』という方針からだ。野球と違うのは、重要なのは打率ではないということ。打率を上げたければ調子の良い時だけとか、打てる投手の時だけ打席に立てばいい。しかし営業マンに必要なのはお客様との関係構築のための活動であり、種をまき、こまめに水をやり続けなければ収穫など期待できない。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
株式会社アシスト
2012.11.29
2012.11.15
2012.10.31
2012.09.27
2012.09.11
2012.08.21
2012.08.07
2012.07.17
2015.07.31