アシストが掲げる企業理念、『哲学と信念』には、社員の採用にあたり「 優秀で熱心な若者を雇う」という項目がある。
会社が求める若者として、「有能で行動力のある意欲的な人で、安定、容易さよりも自己の向上を望む人」、「周囲の人に丁寧で温かく、思慮深く、役に立ち、気が利く正直な人」、「消極的に追随する人ではなく積極的に引っぱっていく人、人からの指示を待つのではなく、自分自身、自分のチームそして会社に対して常に向上心を持って臨んでいる人」、といった社員像が描かれているが、まさにそれにふさわしいのが、技術者としてプリセールス/ポストセールスを担当する山本愛である。
入社5 年目の山本は、男性の多い技術チームの中で、机やキャビネの整理整頓や身だしなみについてさりげなく注意を喚起するなど、女性らしい細やかな気遣いのできる風紀委員的な存在だ。
また新製品立ち上げでは、検証から販促資料作成、機能エンハンス活動などのメーカー調整までをほぼ1人で行い、その製品知識と山本が製品に向ける熱い愛情から、メーカー担当者にも一目置かれる存在となっている。
大学時代の専攻は商学部会計学科。簿記や会計論など、将来必ず役に立つと考えて専攻したが、簿記はかなり苦戦したという。それでも、努力家の山本は優秀な成績で大学を卒業した。就職先にIT企業を選んだのはパソコンが身近にあったから、という。
「中学生の頃から家にパソコンがあり、よくタイピングをして遊んでいました。大学生の頃にはアルバイトで事務をしていましたが、そこでもパソコンを使用していました。そんなこともあって、就職活動はIT企業を中心に行いました」
大学当時のアルバイト先は人材派遣会社で、3年間コールセンターや事務のアルバイトをした。アルバイトという立場だったが、相手にするのは社会人であり、お客様である。この3年間に、言葉遣いや礼儀、仕事に向かう姿勢など、多くのことを学んだと当時を振り返る。学生のうちに実践という形で体験したことで、社会人としての準備を整えることができたと山本は言い、職場や客先での細やかな気配りは、このアルバイトの3年間に培ったといえるだろう。
就職活動ではIT企業にターゲットを絞り、あえて大企業を選ばなかったという。
「社員一人ひとりが活躍できる会社、個性を伸ばせる企業で働くことを希望していました。ですからアシストは、まさに私にとっての理想の会社そのもので、内定をいただいた瞬間に入社を決意しました」
アルバイトの経験から事務職を希望していたが、入社して仮配属されたのは技術職だった。そこで技術の仕事に夢中になり、自ら技術職への本配属を希望した。
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