アシストはコンピュータ・ソフトウェアを扱っているが、ライセンス販売の会社であり、ソフトウェアの開発はしていない。そしてほとんどの製品は独占販売ではないために、アシストでもっとも大切なものといえばその社章が示すように「人」である。
「以前、顧客支援エンジニアをやっていた時、いただいた要件に合わせてBIシステムを導入する、プロトタイピング開発の仕事をしました。1年後に訪問すると利用者が増えていない、活用シーンが広がっていないことに疑問を持ちました。“なぜ、去年のままなのだろう?” “なぜ、活用いただけていないのか?” “もしかして不要なおもちゃを売りつけたのではないだろうか?” ・・・ ソフトウェアは道具ですから、使い倒していただいてこそです。そのころからお客様のシステム導入の背景やビジネス課題を理解した支援をしたいと思うようになりました。購買部門やIS部門の方とだけではなく、実際にシステムを利用する方々の思いを知りたいと思うようになったのです。今もこの思いは変わりません。お客様企業の成長に役立ち続けるために、お客様と同じ目線で課題に取り組みたいのです」と西嶋は言う。
家庭と仕事以外で、今西嶋がエネルギーを注いでいるのが高校の同窓会組織の活動だという。福岡出身の西嶋は、約5,000名ほど会員のいる同窓会組織の東京支部が行う月例会の世話係として、毎月、著名な卒業生の講演をアレンジしている。
「“新聞屋です” “車屋です”、とおっしゃる先輩が、実は巨大企業の経営陣だったとわかり冷や汗をかくこともあります。大変な高校を出たものだと思うと同時に、良い人脈を持てていることを誇りに思っています。先日も某鉄鋼企業の先輩から今後のエネルギー政策の課題をお聞きするなど、見識を広げることができました。毎月スケジュールを工面するのは大変ですが、自分の肥やしになっていると思います」
自分のことを飽きっぽいと分析する西嶋だが、こうして常に自分を新しい刺激的なシーンに置くことで自身を奮起させ、向上させているのかもしれない。
「アシストは、汎用ソフトウェアの販売とサポートという事業ドメインを全く変えずに40年の間このビジネスを継続してきました。長年海外のソフトウェアベンダーの日本進出に積極的に関わってきたことは誇りでもあります。私も、これからもコンサルタントとして仕事を続けていきたいですが、数ヵ月で終わる狭い領域でのプロジェクトではなく、長期間にわたってお客様企業のIT戦略実現をお手伝いしたいですね。また、どうしても国内での活動に限られているので、海外、特にアジア地域での仕事ができれば楽しいだろうなと思うことがあります」
西嶋が教育プログラムで導入した論理思考の特訓ではないが、結果を出すことが求められるコンサルタントとして、オタクだった女子高生は、ここならおもしろいことが経験できると直感した通りの毎日をいまアシストで送っている。
文責: 株式会社アシスト 広報部 喜田 真弓
お問合せ:press(アットマーク)ashisuto.co.jp
03-5276-5850
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