突然ですが、問題です。持ち時間30秒で答えてください。 あなたの目の前で、お腹を押さえた子供が苦しそうな表情をしています そこへ、会社の社長から携帯に電話が入りました。「緊急事態だ、早く帰社してくれ」、と さあ、あなたなは子供を放っておいて帰社しますか?それとも社長の命令を無視しますか?
震災後の報道を見るに付け、そんなことが頭によみがえってきました。
政府機関や東京電力の幹部など、あまりにも無責任な言動に、正直言って怒りを禁じ得ないのは、多くの人が共有する感情でしょう。
ただ、一方で、巨大な官僚機構にいる人に、主体性を期待するのは無理なのかもな、と思うのです。
国会で詭弁を弄してまで自己保身を計る人に、「ふざけるな!」と怒るのは簡単ですが、そう言っても何も解決しないのでむしろ、
「このような人にも主体性を発揮せしめるためには、何が必要なんだろう」
と考えるのが、スマントラ先生が示してくれた方向でしょう。
実は震災後の3月、4月と言うタイミングは、私にとってはちょうどスマントラ先生の教えを形にした本を執筆していたタイミングと重なります。テーマである、「論理と心理」を深く考えながら、今の日本に必要なのは、この「ANDのフレーム」だとの想いを強くしました。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
社内政治に絶対負けない法
2011.06.10
2010.02.03
2010.01.21
2009.11.13
2009.10.07
2009.09.04
2009.08.27