食品・日用品の値下がりが止まらない。 それを受けて、PB(プライベートブランド)導入による値下げから、PBそのもののコスト低減へと、PB商品を巡る議論が第二段階に移ってきている。 今回は、そうしたイオンの取組について紹介する。
こうなってくると、PBというより、ユニクロやニトリのような商品企画から製造、販売まで一貫して行うSPA、製造小売に近づいていく。本来は、PBをやるからにはそこまでやらなければいけないということだ。他社がやっていることを表面的に真似をする中途半端が一番いけない。やるからには、その目指すべき所を突き詰める。PBであれば、人材を張り付け、原材料・部品の選択、それらの調達、製造、物流の過程まで踏み込んで、ムダを取り除いていく。
メーカ、製造小売になるということはそういうことだ。今回の取組を見る限り、どうやら、イオンはPB商品について、商品企画にとどまらず、調達、製造のマネジメントにまで踏み込む形で真剣にPBに取り組んでいくことを決めたようだ。
中ノ森 清訓/株式会社 戦略調達 代表取締役社長
調達・購買業務に関わる代行・アウトソーシング、システム導入、コンサルティングを通じて、お客様の「最善の調達・購買」を実現することにより、調達・購買コスト、物流費用、経費削減を支援する傍ら、日本における調達・購買業務とそのマネジメントの確立に向け、それらの理論化、体系化を行なっている。
コーポレートサイト: http://www.samuraisourcing.com/
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株式会社 戦略調達 代表取締役社長
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