「約束を守る」ということは、お客様との関係性に限らず、社内の中でも共通して最低限守らなければならないことです。「約束を守る」を細分化すると「時間」「納期」「言ったこと」の3つがあります。仕事ができる人になるためには、先ほどの3つを含め、「決めたことを絶対に守る」ということが大切です。
■□■ 言ったことはやる ■□■
結論から先に言いましょう。
「やると言ったことは必ずやる」という信頼感のある人にしか、仕事は集まりません。
職場にも市場原理というものがあります。必ずやる人に仕事は集まり、放置する人には誰も仕事を頼みたくありません。「二極分化」がここにも起こります。
できない理由をどれだけ並べても、自分の中でどれだけ上手に正当化しようとしても、それは自分で自分を慰めているに過ぎません。仕事が進んでいない、終わっていないという状況の解決にはなりません。
人との約束を守ることが大切なのは言うまでもないことですが、自分との約束も守らなくてはなりません。誰が決めたことでもなく、自分で決めたことを諦めたら自分に嘘をついたことになります。やり遂げずにそのままにするということは、逃げること。一度逃げたら、次もまた逃げる。逃げることを繰り返していると、自分で自分が信じられなくなります。
仕事のできる人になるには、自分で自分を信じられる人になること。そのためには、決めたことをやり遂げることを続けるしかないのです。
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「スター社員の仕事術」
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今野 誠一
株式会社マングローブ 代表取締役社長
組織変革及びその担い手となる管理職の人材開発を強みとする「組織人事コンサルティング会社」を経営。 設立以来15年、組織変革コンサルタント、ファシリテーターとしてこれまでに約600社の組織変革に携わっている。