今回のテーマは、『常にコンセプトを立てる』です。いい仕事をしていくためには「仕事を計画」することが重要であり、そのための第一歩は「コンセプトを立てる」ということです。そのために必要な3つのポイントについてお話していきます。
不満…ニーズに反している。期待に応えていないレベル
安心…ニーズに沿っていて、依頼主が安心するレベル
満足…期待通りで満足するレベル
感動…期待を超えている。感動のサービスや、オリジナリティーを感じさせる
付加価値のあるレベル
【2.組織への貢献度】
基本的には依頼主(お客様)の満足度を基準に仕事をするわけですが、時として、その仕事を通じて、職場に新たなる付加価値をもたらすことを期待するということがあります。その仕事を通じて新しいノウハウを確立するとか、新規事業の先鞭を担うなどという場合です。会社や組織への貢献度合も成功の基準になる場合があるということです。
【3.自分の学び目標】
仕事のできる人は、どんな仕事からも学びを得ているものです。その仕事を通じて、何らかの学びを得るつもりでテーマを持って臨むのか? はたまた必死にニーズを満たすことだけを考えて臨むのか?
そこには大きな違いが生まれるのです。仕事の大きい小さいにかかわらず、学びのテーマを持って臨み、それを満たすことができたのかどうかを成功の基準の一つにすることをお勧めします。
このように、成功の基準は複数考えられますが、仕事を計画する段階で、こうした基準を持つことは、仕事の結果にとっても自分の成長にとっても極めて重要なことです。
(再掲載)
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今野 誠一
株式会社マングローブ 代表取締役社長
組織変革及びその担い手となる管理職の人材開発を強みとする「組織人事コンサルティング会社」を経営。 設立以来15年、組織変革コンサルタント、ファシリテーターとしてこれまでに約600社の組織変革に携わっている。