環境製品・サービスの開発、環境経営においては、もう省資源、省エネルギーはやりつくしたと言われる位の技術的課題の解決の困難さ故に、ついつい要素技術の研究・開発を中心に考えがちです。 今回は、別の角度からアプローチすることで、そうした壁を乗り越えようとするユニバーサル造船の取組みから、環境負荷の削減、環境製品・サービスの開発、環境経営におけるイノベーションのあり方について考えます。
部門・機能横断型で開発を進めると、調達・製造・物流やお客様が実際にしようした時などの後工程で発生する問題を、企画・開発・設計段階で早めに発見し、開発・設計での手戻りをなくすコンカレントエンジニアリングの効果も取り込むことができます。
今回のケースのユニバーサル造船でも、07年の自社建造船に比べて3年以内に25%、10年以内に50%のCO2排出量の削減だけでなく、新型船の開発効率そのものも改善することを見込んでいます。
計測が難しい製品・サービスのライフサイクルでの敬資源、敬エネルギー、温暖化ガスの大幅削減などハードルの高い技術的問題の解決がテーマとなる環境製品・サービスの開発、環境経営だからこそ、その解決には、要素技術ではなく、お客様も巻き込んだ製品・サービス、ビジネスモデルトータルでのイノベーションが必要になる場面が非常に多くなると考えられます。
中ノ森 清訓/株式会社 戦略調達 代表取締役社長
調達・購買業務に関わる代行・アウトソーシング、システム導入、コンサルティングを通じて、お客様の「最善の調達・購買」を実現することにより、調達・購買コスト、物流費用、経費削減を支援する傍ら、調達・購買活動から環境経営に貢献する方法は数多くあると、環境負荷を低減する商品・サービスの開発やそれを支える優良なサプライヤの紹介など環境調達に関する情報発信活動を行っている。
コーポレートサイト: http://www.samuraisourcing.com/
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株式会社 戦略調達 代表取締役社長
コスト削減・経費削減のヒントを提供する「週刊 戦略調達」、環境負荷を低減する商品・サービスの開発事例や、それを支えるサプライヤなどを紹介する「環境調達.com」を中心に、開発・調達・購買業務とそのマネジメントのあり方について情報提供していきます