「週刊 戦略調達の2009年の記事を振り返り2010年を占う」記事投票にご協力頂いた方、ありがとうございました。それでは、早速、投票結果の発表と、2010年の調達・購買業務の行方について占います。
【vol.32 2009.11.17】無駄な支出のチェックこそ無駄な支出
http://www.samuraisourcing.com/knowledge/weekly/32.html
(投票理由)規定事実が踏襲され、旧態依然の状況にも改善などの努力が見られない。自らの安全安心を確保することが優先され行政の問題意識が欠如しており、行政側の怠慢の象徴
【vol.35 2009.12.8】間違いだらけの北沢防衛相「軍服を海外に依存するなんて」発言
http://www.samuraisourcing.com/knowledge/weekly/35.html
(投票理由不明)
など、行政に対する厳しい見方です。でも、行政も変わらなければいけない、変われるのではという愛が感じられます。弊社では、行政は批判しても変わらない、民間は、行政に期待せず、我われ独自で先に行かなければならないという考え方の下、行政の事例はあくまで他山の石にという視点で記事をまとめているのですが、皆さん、優しいですね。
最後の傾向としては、
【vol.2 2009.4.21 スタッフサービス、従業員ピークの半数に】
http://www.samuraisourcing.com/knowledge/weekly/2.html
【vol.33 2009.11.24】日立、東芝、ソニーなど大手電機メーカのTV自社生産縮小の意味
http://www.samuraisourcing.com/knowledge/weekly/33.html
など、固定費削減に関わる記事です。そして、その影響は調達・購買にも出ているようです。お客様の話を伺っていると、各企業とも固定費削減で、調達・購買部門も相当人員数が抑えられているようです。一方で、担当品目の数が増えており、担当者一人当たりの担当品目数はかなりの数になっており、一品目に掛けられる調達の工数が相当減っている、ないしは、発注やトラブル対応に追われ、調達にまったく時間を掛けられないようになっているという状況です。
調達の成果は、掛けた工数にかなり比例します。値決め交渉など低付加価値の業務の効率化を図る一方で、調達活動、交渉戦略立案などに限られた時間を割り振っていくという事をしなければ、なかなか成果を出せない環境に、多くの調達・購買部門の方々は置かれていると考えられます。
今回の投票結果から、調達・購買業務については、まだまだ「調達・購買業務とは何なのか」「調達・購買業務の価値はどこにあるのか」といった情報発信が必要と感じました。
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株式会社 戦略調達 代表取締役社長
コスト削減・経費削減のヒントを提供する「週刊 戦略調達」、環境負荷を低減する商品・サービスの開発事例や、それを支えるサプライヤなどを紹介する「環境調達.com」を中心に、開発・調達・購買業務とそのマネジメントのあり方について情報提供していきます
