本日は、株式会社エクスマート 代表取締役社長 後久和宏氏に、 ITを使ったコミュニケーションの活性化のついてお話をお聞きしました。
コミュニケーション履歴を蓄積するところって難しくないですか?
とても難しいです。 一番いいのが「自然と集められる方法」ですが、これがかなり難しい。ビジネスの現場では、データを集めたいので記録してくださいといっても、誰にもしてもらえない。 業務に負担にならないで
集める方法を必死に考えます。自然とデータに落ちる仕組みを創るのは、なかなか難しい。
例えば、現場の担当者にエクストラな情報をシステムに入力してもらうには、本人に必要性が感じられないと
続かない。入力することによって自分へのフィードバックが返ってくるなど仕組みを業務に組み入れて、
それがその人の将来の利益に繋がっている必要があります。
さらに、「システム」そのものを普段の業務で利用していない業種の企業においては、どれだけ自然に負荷がなくコミュニケーションデータを収集するか?をシステムを直接的には利用しない前提で考える必要があります。 これも大きな課題です。
これらの課題を克服し、さらに我々がいつも考えているのは、そこからコミュニケーションを活性化するには、
どうするかということです。
私の予想では、近年、社内BLOGやSNSが企業に普及しましたが、これらも今のままだと そのうちなくなっていくと思っています。 いくら仕組みを作ってデータを集めても、それ有効利用されていないと、みんなそのことに気付いてしまいます。 そのためにも、集めたデータを有機的に結びつけ、例えば次の営業に繋げられるんだということを共有する仕組みが必要になってきます。
「コミュニケーションの視覚化」の一環として、御社では最近「InterLAP」という製品を開発されて
いますが、この製品について教えてください。
これは、アンケートとかPOSのデータなどを解析するツールです。 例えば、小売店であれば、商品、店舗、購入日、商品ごとの店舗別売上高など、マウス操作だけで簡単に、いろいろな切り口でデータを解析し表示させることができます。 EXCELと違い100万件くらいまで対応できますが、ノートPCで簡単に動くので、プレゼンなどにツールをそのまま持っていって使えます。 大手企業用の高度なデータ解析ツールでは購入するのに数千万もするものもあります。しかし、実際そんな高度なツールを購入しても、そんな沢山の機能は使わない。
そこで、もっと簡易なツールをリーズナブルな価格でご提供しようということでこのInterLAPを開発しました。個人のプランナーとか中小企業の方にも使っていただけるのではと思います。また、ご要望にあわせて本製品をカスタマイズして、お客様の業務により適合したシステムとしてご提供することもできます。
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