こんにちは、経営コンサルタントの入野です。 本日の事業計画書の書き方は 「事業計画を作成するプロセス」について解説します。
社長だけが事業計画書をひそかに隠し持っておくケースがありますが、
あまりよくありません。
事業計画を書き終えると、何も実行していなくても、
なんとも言えない達成感がでます。
それこそが事業計画の最大の敵です。
どんなに高いモチベーションと自己規律をもつ経営者であっても、
他人に目標を公開しないと必ず甘えがでます。
「あの事業計画、どうなった?」と
他人の目に監視される状態を作ることが重要です。
上級者の使うテクニック
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┃ 根拠のないExitの数字を作るという作業もする
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根拠もないのに数字を作ることを嫌う人がいます。
私も嫌いです。
しかし、
目標の数字が低すぎてVCなどの投資家とはお話にならないケースが圧倒的に多いのです。
VCファンドである限りは、IRRは20-30%が最低ライン。
下振れを考えると、計画段階ではIRR66%が目安の数字です。
IPOをExitとして考えると、経常2億円ぐらいは現実的なラインです。
下振れを考えると、計画段階では経常5億円が目安の数字です。
目の前の顧客からの売上を一つ一つ積み上げをしていくというのが計画プロセスの王道ですが、 Exit目標からの逆算も必要です。
具体的には、
「1億円を投資してくれる投資家には5年後には12.6億円≒IRR66%を返す」とIRR計算シートで検証するなどの作業も必要です。
が重要だと思います。
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┃ ■■■■ 編集後記:月面ドライブゲーム
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シリコンバレー、NASAエイムズ研究所での
ビジネスプランコンテスト決勝/カンファレンス。
徹夜もあれば、ちょっとした息抜きもありました。
写真は月面をドライブできるバーチャルリアリティのゲーム。
NASAが実際の月面のデータを提供して重力も6分の1でした。
スピードを出しすぎたので、
バギーが空中に浮いて着地に失敗すると前輪が吹っ飛びました。(笑)
航空宇宙産業はハードからソフトの総合芸術なので、
いろいろな会社が関わっています。
8/6のセミナーではシリコンバレーの話で少し脱線すると思います。
↓
【事業計画プレゼンの極意】
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