今日は、マネジャーさん向けのお話しです。マネジャーは部下とミーティングをしますね。一日に必ず30分ぐらいはするでしょうか?その時、5分を使って研修をしてはどうですか?というお話しです。
ヤクザ対策とか。政治家対策とか。そういう人もそうですよね・・・。
でもね、人を、組織を動かしてこそ、ビジネスマンとしてナンボだと思うのです。
組織的に動けない人が、たいていは匿名係長的な位置づけになります。
そうすると、本当にビジネスの王道とは違うところで、大きな組織の中で、余裕のある組織の中でしか成立しえない形になってしまう。
本当にそれでいいの?価値観の問題かもしれないけど、そこを目指すものではない形ですよね。
人を動かせ。組織のダイナミズムを活かせ。あなたにはまだそこで輝く未来がある・・・。
といったお話しをしたりする。別に価値観を押し付けないけど、なんとなく考えるきっかけになるネタであればいいのです。
例えば「半分はいいこと、半分は悪いこと」は考え方のお話しです。
絶対的にいいこと、絶対的に悪いことというのはあまりないですよね。たいていのことは、誰かから見ればいいこと、誰かから見れば悪いことです。
例えば異動希望制度はいいことかもしれません。でも、去られる上司からしたら悲しいですよね。その上司に問題があるのかもしれませんが。
異動できた!ラッキー!とか、異動前の上司に言っちゃだめですよね。
提案するにしても、それを振りかざしてはいけませんよね。そういう誠意を忘れないために、「半分はいいこと、半分は悪いこと、それを忘れないでね」という研修です。
そんなことまで言わないといけないの?、そんなこと役に立つの?と思うかもしれません。
でも、伝えられることは伝えておく。その姿勢が大事だと思います。
どんなに当たり前と思うことでも、本当に共有できているかはわかりませんよね?
あなたが常識と思っていることが、部下にとっては常識ではないということがありえますよね?
だから、上司にとっても伝える意味はある。部下にとっても、学び、気づき、成長することにつながる。
そういうことをすることはある意味、部下への愛だと思います。部下は結局、自分のために仕事をしてくれている形になる。だからこそ、いろいろ教える。折に触れて教える。そういうことが大事になる。
まあ、私は部下でなくても教えてしまうお人好しですが・・・。なんのために?いやなんのためでもないですけど・・・。
愛はただ与えるのみですね。部下は業務をやってくれています。部下は既に与えてくれているんです。
だから、あなたが教えてやっているのではないのです。育ててやっているのではないのです・・・。
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THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。