教育において、量というものを軽視する傾向が一時期あったと思います。「ゆとり教育」もその最たるものでしょう。ただ、情報エンティティが多ければ多いほど、その結びつきの可能性は大きくなりますよね?今日はそういうお話しです。
粗い答えがはじめから見えていないと部分の関係性なんてわからのです。
全体と部分は相補性がある、それはゲシュタルト、という概念ですよね。
やや小さな全体と思えるものと、それを越えるやや大きな全体と思えるものが両方、ある程度の説得力がある場合、あたまがくらくらします。
わかります?
そういうのをゲシュタルト崩壊と言います。
「借」という字をじっとみていると、何の字なのかわからなくなりますよね。それと同じです。
借
じっと見てみましょう。気持ち悪くなりますから。
エンティティが頭の中にたくさんあったとします。そのエンティティがどう結びつくかは、どんな全体をイメージするのか?によるんです。
全体がゆらぐと、結びつきもゆらぐんです。だから気持ち悪い。
そして、その結びつき方こそが、意味合いとも言えるかもしれません。そら、あめ、かさのあめの部分ですね。
そして、このインサイトナウの、インサイトという言葉ですよね。
意味合いは、ゴールとの結びつきの中で生まれる。
そして、その結びつきを見出す力は、エンティティの量に依存する面がある。
そうすると、入力量を増やしたほうが、結びつきを見出せることになる。
結局、入力、処理、出力で言う、処理というのは、どういう結びつきを作り出すか?というところですね・・・。
わかります?
本当にわかります?
すごーく大事なことを言っています。
まあ、エンティティを仮置きして、結びつきを作る力も本当は必要なんですけどね。情報量、多すぎですか?
まあ、混乱を承知で言うと、こういう結びつきを仲介する概念上のエンティティを構成概念と言いますね。
無意識も構成概念の1つです。無意識自体を見た人はいないですよね。でも、意識はデカルトがいうように、あるようだ、とみんな思える。
無意識というものを規定すると、いろいろと事象が説明できる。なんで、なんとなくAではなくBを選んでしまう理由とかね。そういうことが説明できる。
メカニズムが説明できて、結果に再現性をもって、作用できるようになる。
だから、エンティティを仮置きして関係性をうまく仲介する力はすごく大事ですよね。
その仲介するエンティティのありようも、結局は、実際の構成概念を入力し続けないと、自分で構成概念を作れません。
わかります?
本当にわかります?
この問いかけがどれだけの人に届くかはわかりません。
というか、ほとんどの人はわからないでしょう。
半ば諦めかけておりますが、あなたのビジネスライフにこういった知識が資していくことを心よりお祈り申し上げます。
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シンキングメソッド
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THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。