私はプランニングの仕事を誰かとする時、その人はどんな思考が得意なタイプなのか?どのぐらいのレベルなのか?という2点をチェックします。そして、相手にうまく合せないとうまくいかないですね。今日はそんなお話しです。
プランを作る、考えるという時に、やはりタイプというものがあります。
プランを作るには、ある程度、まんべんない思考が必要なのですが、人間はそう都合よい頭ではないのです。
ある人は、抽象思考に非常に強い。またある人は、具体思考に非常に強い。ある人は具体と抽象をつなぐのに強い。
そして、またある人は、抽象とか具体とか、そういう枠組みを越えた思考をする。
だいたい、この4つのタイプに私は人を分けています。
私は抽象思考に強いタイプです。具体思考のスピードはそんなに速くはありません。
たまにいません?その場の一対一の交渉では無敵なぐらいに、具体思考が速く強い人。
営業、セールスにはそっちの能力のほうが大事ですね。
抽象的にモノゴトを考えて、具体に落としていくと、具体をすごいスピードで動ききるタイプのスピードにはなかなかついていきにくいですね。
というか、お話しがかみあいにくい。
まあ、私もきっと言われているでしょう。「抽象的な概念ばかり言っていて、わかりにくい」とかね。
でも、まあ、脳の使い方がきっと違うんだからしょうがないです。
この4タイプがうまくかみあうと、すごいプランができそうですよね?
ある人は、抽象に強く、ある人は、抽象と具体をつないで、ある人は具体に非常に強く、ある人は、枠外の思考をしてくる。
でもまあ、かみあわせるのはマネジメント能力がすごい高いマネジャーでないと無理でしょうけどね。
枠外の思考をする人で有名な方は、「夢をかなえるゾウ」の水野敬也さんでしょうね。夢をかなえるゾウの読書案内は以前書きましたね。記事はhttp://www.insightnow.jp/article/1205です。
「スカイフィッシュの捕まえ方」や「温厚な上司の怒らせ方」など、既存の体系とは違った視点から作りだされる娯楽はすごいですね。
それで、そのタイプを把握した上で、どれぐらいのレベルの方なのか?というのを一緒に話しをして判断します。
自分と自分の出したプランを分離できない人だと、ちょっと一緒にやるのは厳しいですね。
プランに関して、指摘をしたのに、自分への攻撃ととってしまう人は私の中で、プランニングレベル0ですね。
あまりいい言い方ではないですが、分裂病的な人は、常に自分のことを人が話しているという前提だそうですが、そういう人と仕事の話しができるか?というとできない。
神経症的な人は、自分とプランの分離ができないので、自分とエンティティを切り離した議論ができない。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
シンキングメソッド
2009.10.07
2009.08.07
2009.08.01
2009.05.31
2009.03.09
2009.03.02
2009.02.27
2009.02.23
2009.02.22
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。