事業計画書における 企業理念・事業理念のつくりかたについて解説していきます。
■ 経営者があなたじゃなくなっても、受け継げるものですか?
「企業理念は100年を見据えて作るべし」と一般には言われています。
なんとなく現実感がなくてウソくさいですが、
日本には会社が約600万社あり、
100年以上の存続している会社が約5万社もあると言われています。
意外と多いですよね。
■ 月給100万円の人が月給50万円でも働く意義がありますか?
ベンチャー企業に必要なのはとにかく優秀な人材。
大企業であれば年俸1200万以上の人材です。
ですが、優秀な人間ほどカネでは働きません。
給料大幅ダウンを覚悟で働いてくれるほどの社会的意義とやりがいと感動が必要です。
■ 理念を毎日意識して行動に移せる工夫がありますか?
理念は行動に移せないと意味がありません。
しかも、毎日。できれば、この瞬間。
入社時にしか見ない社内規則や外部向けウェブサイトだけに書いてあるケースはあまりよくありません。
社訓を朝礼で皆で並んで唱和するのも実はアリです。
そんなのは古臭くて・・・と成功していないベンチャー企業ほど嫌いがちですが、理念が社員一人一人の日々の言動に現れるような、何らかの代替案は探ってみましょう。
===== 「顧客のために」のセクション ========================
■ 「まだ見ぬ誰か」のためよりも「そこにいるアイツ」のため
想いの強さは距離に比例します。
まだ顔も見たこともない顧客を想定するよりも、
身近にいるよく知った人のハッピーを願うほうがリアル感があります。
出版業で言われる統計上は
身近な一人を見つけると、その背後に35万人は同様のプロフィールのお客様がいます。
■ ちゃんとカネ儲けできる理念ですか?
株式会社としてよりもNGOとして実現したほうがいいような
良い子ブリっ子な理念をたまに見かけます。
最近は社会起業家の例もありますが、
会社組織はやはり経済的存在。社会貢献性だけでは存在しえません。
あくまで商品やサービスに対価をもらって儲けることが基本です。
会社を潰せば、理念や倫理に共鳴してくれた人にも迷惑をかけますよね。
■ 商品やサービスに理念がにじみ出ていますか?
理念についてウェブサイトや社訓につべこべと能書きをたれるよりも、
素晴らしい理念は商品そのものやサービスする従業員の顔に滲み出ます。
===== 「仕入業者/生産者/協力会社のために」のセクション =====
■ 同じような想いを持っている人や会社はちゃんといますか?
次のページ■ カネ持ちのパートナーよりも理念の合うパートナーを選...
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
事業計画
2009.02.10
2009.02.06
2009.01.23
2008.12.02
2008.10.22
2008.09.10
2008.06.22
2008.06.06
2015.08.03