「目標だけが降ってくる」現場で、育成も挑戦も死んでいく理由

2026.04.01

組織・人材

「目標だけが降ってくる」現場で、育成も挑戦も死んでいく理由

齋藤 秀樹
株式会社アクションラーニングソリューションズ 代表取締役 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表理事

「目標は高い。プレッシャーもある。 でも、なぜか現場が動かない。新人も育たない。挑戦も起きない。」 こういう組織には、ある共通点があります。

カリスマ経営の「初期メリット」が、巨大化で逆転する

ここで重要な対比があります。
カリスマ経営の初期には、強烈なメリットがあります。

  • 判断が速い
  • 価値観がブレない
  • 全員が同じ山を見られる

ところが組織が大きくなると、同じ構造が逆転します。
“決めている人”がいるのに、現場からは見えない。
役職上は課長が決めることになっている。
でも空気では「結局、創業者の意向だよね」となる。
結果、現場の認知から「最終判断者」が消えます。

この瞬間、組織はこう変わります。
判断が速い → 判断が遅い(確認が増える)
価値観がブレない → 忖度が増える(本音が消える)
同じ山が見える → “空気”だけが支配する

ここに入ると、育成も挑戦も止まります。
なぜなら、挑戦とは本来「判断の訓練」だからです。
判断できない環境では、挑戦は芽を出しません。

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齋藤 秀樹

株式会社アクションラーニングソリューションズ 代表取締役 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表理事

富士通、SIベンダー等において人事・人材開発部門の担当および人材開発部門責任者、事業会社の経営企画部門、KPMGコンサルティングの人事コンサルタントを経て、人材/組織開発コンサルタント。

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