現在、コンサルタントとしてのキャリアを選択する人が増えており、しかも優秀な人ほどその傾向は強いようです。長年、コンサルタントとして様々なプロジェクトを指揮し、現在も第一線で活躍される、パスファインダーズの日沖博道さんに、コンサルタントとしてキャリアを積むためにはどのような能力が必要なのか、またコンサルタントとしての仕事の楽しさや厳しさについて、お話を伺いました。
猪口 居心地が良いというのは、会社の文化もそうですが、自分の仕事への評価ですよね。
日沖 そうです。単純な会社の居心地というより、自分が貢献している、役に立っている、他の人から「いいね」「また頼みますよ」と言ってもらえることが重要です。自分に対して自信にもなるし、それでポジションや給料が上がっていくし、仕事が継続的に取れる、頼まれることになります。自分をappreciateしてもらうことは、ストレスを軽減させる一番の良薬です。むちゃくちゃ忙しいし、むちゃくちゃ時間も使う。だけど、「君が重要なんだ」と言われれば、「でも楽しい」と思えます。これが、若い人にとって一番重要です。長い時間を使って「まあまあだな」と言われるような仕事は、面白くないし、続かないし、ストレスが大きい。どれだけハードルが高くても、成果に対して「よくやったね。これは君じゃないとできないよ」と言ってもらえれば、それまでの苦労は吹き飛びます。若い人にはこのことをぜひ理解・経験してほしいですね。
猪口 本当にそうですね。日沖さんは会社を変わられてきて、54歳で会社を作られて10年です。コンサルタントとしても素晴らしいお仕事をしています。僕が格好いいと思うのは、54歳で起業されたことです。現在ある課題に対して常に挑戦を続けることは、いくつになっても必要なことですね。今日はありがとうございました。
日沖 博道
パスファインダーズ株式会社 代表取締役 社長
パスファインダーズ社は少数精鋭の戦略コンサルティング会社です。新規事業の開発・推進・見直しを中心としたコンサルティングを提供しています。https://www.pathfinders.co.jp/ 弊社は「フォーカス戦略」と「新規事業開発」の研究会『羅針盤倶楽部』の事務局も務めています。中小企業経営者の方々の参加を歓迎します。https://www.pathfinders.co.jp/rashinban/ 『ベテラン幹部を納得させろ!~次世代のエースになるための6ステップ~』がアマゾンのオンデマンド書籍として上梓されました。本質に立ち返って効果的・効率的に仕事を進めるための、でも少し肩の力を抜いて読める本です。宜しければアマゾンにて検索ください(下記には他の書籍も紹介しています)。https://www.pathfinders.co.jp/books/
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インサイトナウ編集長対談
2022.08.12