今、巷ではやりのDXとかIoT。 これって何なのか、ここではっきり整理してみませんか?(後編)

2022.01.12

IT・WEB

今、巷ではやりのDXとかIoT。 これって何なのか、ここではっきり整理してみませんか?(後編)

三宅 信一郎
株式会社BFCコンサルティング 代表取締役

昨今テレビや新聞などのメディアや、実生活でもよく耳にする、DXやIoTなどの用語ですが、他にもいろいろアルファベットの文字がありすぎて皆さん、何が何だか混乱していませんか?

RFIDタグの情報を、専用の機械(近年ではスマホでも可能となりつつある)で読み取ると、その商品がユニークに、どこで作られて、どんな工程や物流経路を経て今現在ここにあるのかなどの固有の商品情報を把握することが可能となります。

もちろん、用途に応じて情報開示は限定することも可能であります。


いずれにしましても、このブランドタグ一つをとっても、身近にアナログとデジタルの融合がなされている、そういう世界が存在しているということなんですね。

このように、リアルなモノを、RFIDなどの技術を使って、その動きや個体 そのものの個別認識をデジタル的に管理することができる世の中になって いるのです。


こうした世の中のグローバルな大きな変革を迎えて、まずやらねばならないことは何か?

現実世界のいたるところに存在している紙やFAXを中心としたアナログデータをどのようにデジタルデータ化するかということが、今後のIoT社会を 迎えるに当たって、まず最初に取り組むべき極めて大事なポイントとなってくると思います。

そうでなければIOTやDXは機能しないからです。

まずはIoTの基本的な考え方として、以下の図1を参照ください。

図1.IoTの基本的な考え方(出展:(株)BFCコンサルティング)

IoTは、①製造や物流現場の人や機械設備、モノ、スマホなどから上がってくるデータを、②主に制御を目的として現場のコンピュータで処理し、 ③さらにクラウドに伝送して、④AIなどを駆使して分析し、⑤その結果得られた情報を再び現場にフィードバックします。

そして、さらなる課題・問題点の解決に繋げるというサイクルを継続する ことで高付加価値を生む仕組みです。

IoTの世界においては、業務が、現実世界(フィジカル)と仮想世界(サイバー)を行ったり来たりすることになります。

その結果、今まで人間だけで解決できなかった課題に対する解決方法が導きだされたり、思いもよらなかったビジネスモデルや業務プロセスを創造したりすることが可能となると言われています。


3.IoT/DX時代の人の働き方の改革・変化

このようなテクノロジーの進化の中で、人の働き方や仕事の内容がこれからは劇的に変化していくことになります。

例えば、ある1日のビジネス関係者の方の既存の仕事の内訳は、以下となっています (図2参照)。

図2. 人の働き方の変化 (出展:BFCコンサルティング)


図2の文言を解説します。

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三宅 信一郎

株式会社BFCコンサルティング 代表取締役

事業力強化・新規事業開発・創業支援コンサルタント 自動認識基本技術者 (JAISA:(社)日本自動認識システム協会)認定

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