3)ビジネスでないのが本当によいか?
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の話題を元に、本サイトの読者層に合わせた形で修正しております。
意見の中に
===
子供たちからお金は頂かず、 ボランティアやNPOで教育をやろう(という発想もあるのではないか)
===
という一文がありました。
♯文脈から、「富裕層から多くの費用を頂戴し、NPOなどの活動を通じて富を再分配する」という意味合いで「子供たちからお金は頂かず」という言葉を用いているのではない、と判断し、以下の文章を続けている、とご理解ください。
まず、ボランティアで教育。
単発的に「無料の教育機会」を提供することは可能でも、教育において最も大事なことの1つである「継続性」を担保しつつ、良質の教育を提供できるとは、とても思えません。現実的に。
ボランティアの人だって生きていくための収入が必要ですし、その収入が短時間で確保できるほどの「成功者」ではない限り、ボランティアで教育に走ろうとすると、中途半端に終わり、子供たちにも悪影響を及ぼすことが多々あると思います。
もちろん、無償で教育機会を与えたい、という気持ちを否定するわけではありません。
それくらいpureな気持ちをもっているのであればこそ、真剣に「継続性」を考えて教育機会を提供するモデルを作るべきなのです。
次に、NPO。
代表の鬼丸昌也さんに大変お世話になっている「テラ・ルネッサンス」のように、純粋な気持ちだけで継続的に活動を続けていけるNPOも存在します。
※彼自身の収入源はほんとうに講演料だけで、寄付はすべて活動にまわしている、という言葉を頂戴したこともあります。
ただ、彼が続けられている理由の一番大きなものは
「地雷をなくしたい!」
という気持ちがとても強いから、ではないと感じています。
じゃあ何か、といいますと、
「趣味だから」
単純に、NPOで活動を続けていることが何よりも楽しく、それで生活できているのでいいじゃないー
そんな気持ちがすごく感じられるんです。
こと、教育に関わる場合、どうしても
「子どもたちをなんとかしたい!」
という思いが強くなりすぎるため、NPOを「趣味だから」という感覚で割り切って、(結果的に)継続的に活動を続けられる場合は、かなりレアなケースだと思います。
どうしてもどこかで
「こんなに頑張っているのに」
という、(余り言ってはいけない言葉ではありますが)「のに」が出てくるのが、人間と言うものではないでしょうかね。。。
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教育とビジネス
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