日本には選ばれ続ける優れたサービスがたくさんあります。一方で、サービスの向上にいくら取り組んでもうまくいかず、悩みを抱える企業が多く存在するのも事実です。優れたサービスを実現して成果を出している企業と、行き詰まっている企業の差はどこにあるのでしょうか。
サービス事業に潜む6つの壁
現場や個人に任せきりにするのではんく、組織的にサービスを向上させようと思うと、なかなかうまくいかない。これまで様々なサービスに関する悩みや課題に触れてきた中で、いくつかの壁があることがわかりました。それは、「建前の壁」「情熱の壁」「顧客不在の壁」「闇雲の壁」「実行の壁」「継続の壁」です。サービス向上の壁の全体像が分かっていれば、今ぶつかっている壁や、これからぶつかりそうな壁に対して、効果的な対策を打つことができます。次回はこれら6つの壁をそれぞれ解説したいと思います。サービス向上に苦戦している方が、今どの壁にぶつかっていて、今後どうしたらその壁を乗り越えられそうか、そのヒントを掴んで頂ければ幸いです。
service scientist's journal(サービスサイエンティストジャーナル)
2017.06.20
2017.06.27
2017.07.04
2017.07.11
松井サービスコンサルティング ・サービスサイエンティスト
サービス改革の専門家として、業種を問わず数々の企業を支援。国や自治体の外部委員・アドバイザー、日本サービス大賞の選考委員、東京工業大学サービスイノベーションコース非常勤講師、サービス学会理事、サービス研究会のコーディネーター、企業の社外取締役、なども務める。 代表著書:日本の優れたサービス1―選ばれ続ける6つのポイント、日本の優れたサービス2―6つの壁を乗り越える変革力、サービスイノベーション実践論ーサービスモデルで考える7つの経営革新