受け身型サービスから脱却する(1) 【連載サービスサイエンス:第35回】

画像: Kyle Kress

2017.06.20

経営・マネジメント

受け身型サービスから脱却する(1) 【連載サービスサイエンス:第35回】

松井 拓己
松井サービスコンサルティング ・サービスサイエンティスト

受け身型も提案型も苦戦するこれからの時代を勝ち抜くために必要なビジネススタイルの在り方を考えます。

お客様自身が「欲しいモノが分からない」のに、「このお客様にはこの提案が喜ばれるに違いない」と勝手に考えて提案しても、提案がお客様にフィットしないのは当然の結果といえます。私たちがこれからの厳しいビジネス環境を生き抜くためには、「提案型」のビジネススタイルからも抜け出さなければならないのです。

お客様の問題を一緒に探す

お客様自身が「欲しいモノが分からない」時代になりました。そんなお客様に喜んでいただき、ビジネスを成長させるのに効果的なビジネススタイルとはどんなものなのでしょうか?

それは「問題探索型」のビジネススタイルです。顧客ニーズが明確になってから対応をする「提案型」のビジネススタイルから脱却して、問題を探し出すところからお客様とご一緒するという考え方のビジネススタイルが「問題探索型」です。次回はこの問題探索型のビジネススタイルについて詳しく取り上げてみたいと思います。

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松井 拓己

松井サービスコンサルティング ・サービスサイエンティスト

サービス改革の専門家として、業種を問わず数々の企業を支援。国や自治体の外部委員・アドバイザー、日本サービス大賞の選考委員、東京工業大学サービスイノベーションコース非常勤講師、サービス学会理事、サービス研究会のコーディネーター、企業の社外取締役、なども務める。           代表著書:日本の優れたサービス1―選ばれ続ける6つのポイント、日本の優れたサービス2―6つの壁を乗り越える変革力、サービスイノベーション実践論ーサービスモデルで考える7つの経営革新

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