大企業の管理部門を機能させる組織形態とは?
管理部門に戦略性を求めるなら、機能別の組織ではなく、“ミッション別”の組織にすべきだ。つまり、「企画部」「ライン支援部」「オペレーション部」に分ける。何を扱うかではなく、何をするかを部署の役割・名称にする。そうするとそれぞれ、企画すること、ラインを支援すること、正確・スピーディーなオペレーションとミッションが明確になる。ミッションが明確だと長としてはマネジメントがしやすい。今の機能別組織では、「○○を扱っている組織」「○○関連の部署」といった意味しかないから、目標も持ちにくいし、評価も難しい。
「企画部」はヒト・モノ・カネの全てが視野に入り、立案される企画は様々な立場・専門分野の人が合意した総合的な内容になる。今のような自部署の視点に偏った主張のような内容ではなく、経営視点の戦略性に富んだものになりやすい。もちろん、ライン支援もワンストップで使いやすくなる(役所でたらい回しされるようなことがなくなる)。オペレーションは部署をまたがないから、間違いも減るし、業務改善もすぐに実行しやすい。何よりも、一人ひとりの視野が広がり総合力も高まることになる。(法務のことしか知らない、経理のことしか知らないといった類の人が減る。)組織というもの
2016.02.12
2016.03.11
2017.08.04
2017.08.17
2017.09.13
2020.07.11
2020.07.31
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2021.11.30
NPO法人・老いの工学研究所 理事長
高齢期の心身の健康や幸福感に関する研究者。暮らす環境や生活スタイルに焦点を当て、単なる体の健康だけでなく、暮らし全体、人生全体という広い視野から、ポジティブになれるたくさんのエビデンスとともに、高齢者にエールを送る講演を行っています。