2016.11.11
「うちの子介護はじめてノート」~「うちの子、夜泣きが凄いんだけど、認知症なの?」の声にお答えします~
武田 真優子
つむぎペットケア 老犬介護スペシャリスト/もふもふ認定動物看護師
7歳以上のシニアと呼ばれるイヌが全体の54.6%、猫では42.1%となり、ペットの高齢化が進んでいます。シニア期にさしかかると、「あれ?昨日までできていたのに」ということが少しずつ増えます。場合によっては飼主さんの「介護」が必要になります。今回は介護に関する睡眠の悩みに対し、どのように改善できるのかをお伝えします。
▶ 3)他に痛みはないか
お腹以外に痛みがないかをチェックしましょう。
例えば、口の中。高齢になると、多くのイヌ・ネコでは歯石がつき、歯肉が傷んでいます。また、高齢動物は背骨や関節が痛むことが多いです。痛みで座れず、部屋の中を歩き続けて寝られない場合もあります。このような場合は、痛み止めを飲むと眠ることができます。一度かかりつけの動物病院に相談してみることをお勧めします。
▶ 4)食事を変えたり、サプリメントを与えて改善が見られるか
うちの子に必要な量の食事を与えたり、食べやすい形に変えたり、必要なサプリメントを与えることで、症状が落ち着くことがあります。
■単なるワガママの可能性も
今までお話しした4つのチェック項目を改善しても、昼夜問わず鳴き続けるようであれば、単なるワガママの可能性もあります。いわゆる「欲求吠え」です。その際は、うちの子と適宜距離を取ることも大事なことです。
■介護には絶対はない
介護方法は、絶対にこうすべきというものはありません。なぜなら、そのご家庭やうちの子をとりまく環境、うちの子の体の状態によって、変わってくるものだからです。
つまり、介護はうちの子に合わせ、試しながら組み合わせるものです。それゆえ、この記事に書かれていることが、ぴったりと当てはまらないケースがあります。その際は、まずは、かかりつけの動物病院にご相談ください。
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「うちの子介護はじめてノート」
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武田 真優子
つむぎペットケア 老犬介護スペシャリスト/もふもふ認定動物看護師
ペットホスピスをつくるために地方移住予定/うさぎと暮らすペットヘルパー/認定動物看護師。老齢動物介護/グリーフケア/ペットマッサージ