隅田川の河口に位置し、外国貿易の玄関口として、あるいは旅客船のターミナルとして活躍している東京港は、昭和16年に開港しました。
今日、5月20日は「東京港開港記念日」です。
1941年(昭和16年)5月20日、東京港が開港しました。ペリー提督の浦賀への来港からはじまったアメリカの圧力に屈し、江戸幕府が横浜港を開港したのは1859年(安政6年)のことですから、ずいぶんと遅い印象があります。東京湾が遠浅で、大型船が入るには水深が足りなかったことが、その大きな要因のようです。明治時代に築港がはじめられ、大正14年に日の出ふ頭、昭和7年に芝浦ふ頭、竹芝桟橋ができあがったのは昭和9年のことでした。
東京港を作るために隅田川の河口、佃島と築地の間が掘り進められました。その土砂で月島や芝浦の埋立地は作られています。この東京港をはじめとして東京湾岸は江戸湊と呼ばれていた頃から、その姿を大きく変えました。昭和30年代からの高度経済成長に伴い、大規模な埋立てが進み、工場が立地し、港の拡張が続けられた結果、どこか殺伐とした風景に変貌してしまいました。しかし、それさえも今は昔。近年では埋立地の公園や緑地化が進み、東京港南部の大井ふ頭海浜公園など広い範囲で野鳥や自然観察もできる緑豊かな場所になっています。
晴海ふ頭で寄港する豪華客船を眺めたり、竹芝桟橋から伊豆諸島や小笠原諸島への船を見送ったり、東京港の楽しみ方はいろいろあります。少し変わったところでは、東京港や隅田川で運航している水上バスはいかがでしょうか。お台場と葛西臨海公園を結ぶ路線では、東京ゲートブリッジや上空を行き交う羽田発着のジェット機、真下から見上げるレインボーブリッジなど東京港の景観を満喫できます。東京都観光汽船のクルーズなら、松本零士先生プロデュースの水上バス「ヒミコ」「ホタルナ」で、宇宙船のような船そのものも楽しめます。
さまざまな商業施設、公園や緑地が立ち並ぶ東京ベイエリア。その中で、日本随一の貿易港、旅客港としての存在感を誇る東京港。海風が心地好くなるこれからの季節、いろいろな顔を見せる東京港周辺を訪れてみられてはいかがでしょうか。新たな東京を発見できるかもしれません。
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