ベンチャー企業の中には衰退・廃業する企業がある一方、飛躍的な成長を遂げる企業もあります。 企業が衰退・廃業する要因はさまざまでしょうが、競争に負けたというよりは、内部から崩壊し自滅するケースが多い印象です。 本稿ではそれぞれの組織の段階について、実際にお会いした起業家の方々の話をふまえて実務家の視点で考えてみます。
3つの段階は併存できるもの
これまで、「プロ集団」「機能別組織」「チーム」について3段階として考えてきましたが、これらは段階の要素を持ちながらも併存できるものだと考えられます。
むしろ、初期からチーム力のあるプロ集団として立ち上げ、チーム力を生む機能別組織へ移行できたベンチャー企業こそが飛躍的な成長を遂げているのかもしれません。
一方、どこかの段階に長くとどまっている組織は、慣性の法則で誰ともなくそこに居続けたいという力学が働くので、相応の努力を持って次の段階に進めなければならないかもしれません。
以上、実務家の視点というよりも、私見に近い部分も多分にあるかとは思いますが、みなさんのご参考になる箇所があれば幸いです。
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2009.02.10
2015.01.26
株式会社エデュテイメントプラネット 代表取締役
社内教育担当者・教育事業者・学校法人を対象に、研修(授業)企画・教材開発サービスを行う。 特に、繰り返し実施する研修で、講師の品質に大きく左右されず、常に一定品質以上の教育効果を生むことをめざした研修の企画・開発を行っている。 開発した教材のテーマやメディアは多岐に渡り、ビジネスゲーム『ロボロボ』は韓国大手製鉄会社でも活用されている。