経営戦略の基本的な内容を解説していく内容です。構文という意味はバラバラに読んでもそれなりに意味がわかって読める、定型化されているということですが、読み物としてもそれなりに読めることを目指します。
「こんなものは戦略ではない!」
私はけっこうこのように言われます。ショックです。傷つきます。見た目と違って意外と繊細なのです。経営者に言われると言うよりは、クライアント企業のメンバーに言われます。
私のキャラのせいか、人間が腐っているからか、クライアントの現場の人から嫌われるんです。いやー、せつないですね。
私が御呼ばれする時点で、発注者は自分のスタッフの手に余る判断をしていますからね。私の存在自体が自己否定みたいなもんですから、私を罵倒したい気持ちはとてもよくわかります。カネが貰えるなら罵倒されてもいいと言えばいいですけどね・・・。
でも、発注者から嫌われていては飯が食えませんので、発注者には好かれていると信じています。当然、いつも絶賛されています。
その他なべての言葉と同様に、「戦略」という言葉も、多くの人の多様な想いが込められる形で使われています。この状況の中で、「じゃあ、戦略って何なんですかね?」という問いに、しっかりと答えられる人は少数だと思います。
それで、こういう状況が少しでもよくなって、私が罵倒される機会が減り、戦略へのナレッジが広まるといいなあと思いながら、戦略について本を書いているのですが、これがまたなかなか進まないのです。それなりに忙しいですからね。本を書くより目先のおカネが大事なのです。
担当編集者の進捗ポエムの攻撃を受けて心をすり減らしつつ、少しずつ、少しずつ書いていて、ようやく2万文字ぐらいかけてきました。着地は最大でも12万文字ぐらいでしょうから、進捗度20%程度です。
ただ、出版の世界には「戦略」と名を冠した本は既にたくさん出ています。ただ、ミンツバーグの『戦略サファリ』は10のスクールに戦略を分類して解説していますが、自分に都合よいポジショントークが多く、多分にポエティックで読みにくいですし、クレイナーの『マネジメントの世紀』は、前の半分の数百ページはマネジメントについて書いおりますので、忙しいビジネスパーソンとしては途中で挫折して戦略部分までたどり着かないでしょう。
といったことを鑑みて、100個のバラバラの構文形式にして、好きなところを好きなように読んでくださいという形にすればきっと役立つ形で読めるでしょうと「経営戦略構文100選(仮)」というものにしてみました。
多分、タイトルは、出版時にはもっとスタイリッシュで、書店受けする、きっと仕事をしなくても食えるぐらいたくさん売れてくれる、ものを出版社さんのほうで用意してくれる予定です。
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経営戦略構文100選(仮)
2016.03.07
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THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。