MRJの初飛行が話題になった2015年。ライト兄弟が有人動力飛行に成功した日から100年以上が経ちました。
今日、12月17日は「飛行機の日」です。
ライト兄弟は1903年12月17日にノースカロライナ州キティホーク近郊にあるキルデビルヒルズにて12馬力のエンジンを搭載したライトフライヤー号によって有人動力飛行に成功しました。
飛行機は、今では当たり前のように飛び交っていますし、基本的な飛ぶ仕組みについては多くの人が多少なりとも理解しています。しかし、ライト兄弟が実験を繰り返していた当初「世間はこれを理解しないどころかむしろ冷淡であり」アメリカのメディアや科学者などは「ライト兄弟の試みに「機械が飛ぶことは科学的に不可能」という旨の記事やコメントを発表していた。」というエピソードがなかなか感慨深いです。
今年、飛行機といえば「MRJ : Mitsubishi Regional Jet」でしょう。MRJは2015年11月11日、名古屋空港を起点に初号機による初飛行を行いました。YS-11から実に53年ぶりの国産旅客機の初飛行に、多くのメディアが報道しました。ちなみに、Regional Jetとは、直訳すれば地域の飛行機、短距離輸送用ターボファンエンジン搭載航空機のことです。
MRJの特徴は最先端の技術を使った運行経済性にあるそうです。「燃費、騒音、排出ガスの低減」により「従来の同型ジェット機と比較して20%以上も優れた燃費性能」だそうです。そして「同クラスで最も静かで最もクリーン」な環境に優しい飛行機とのことです。(三菱航空機MRJ)
ライト兄弟の飛行実験から112年。空力技術や複合材技術の向上、新型エンジンの設計開発などのたくさんの人の努力により、MRJは作り上げられ、拍手を持って初飛行の日を迎えました。快適で環境にやさしいこの飛行機が納品されるのは2017年の予定です。
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