10(トウサン=父さん)と19(イクジ=育児)で「イクメンの日」。ナチュラルに子育てをするイクメンを身近で見かけるようになりました。
今日、10月19日は「イクメンの日」です。
10(トウサン=父さん)と19(イクジ=育児)。語呂合わせは少々強引な感じですが、ちゃんとありました「イクメンの日」。男性の育児休暇を推進すべく、パパが育児を楽しみ、頑張る日をとイクメンオブザイヤー実行委員会が制定しました。
育児休暇自体はまだそれほど普及していないようですが、積極的に子育てするお父さんは増えているような気がします。筆者の知る限られた中ではありますが、ナチュラルに育児をしている男性はどんどん増えている印象があります。SNSでも子育て中のお父さんたちの悲喜こもごもをよく見かけるようになりました。
ニュースを見ていると、なんだか嫌な話ばかり伝わってきます。マタニティハラスメント、シングルマザーの極端な貧困、親による虐待。あるいは、「うるさい」という理由で保育所を排除しようとする地域の老人たち。まるで子どもを憎んでいるような、少子高齢化に拍車をかけるような残酷な現実。けれど「めずらしいからニュースになる」という原則を忘れてはいけないと思うのです。
赤ちゃんのあのミルクくさい匂い、歩きはじめたばかりの子どものどこかにゼンマイのネジがついていそうな頼りない歩き方。無条件にいとおしいと思いませんか。子どもがいると大変なことはたくさんあります。心配したり、腹が立ったり、おかしかったり、毎日、心が上がったり下がったりして忙しいことが、子育てなのだと思います。
「イクメン」というと流行り言葉や一過性のブームみたいですが、実際に社会は変わりつつあります。だって、育児は楽しいですから。お母さんだけの特権にしてはもったいないです。かつての日本には「乳母」という制度があってお父さんどころかお母さんも育児から遠ざけられた社会がありました。これは、新生児の死亡率が高いので、経験のある人材に育児を任せるという苦肉の策でした。今は、そうしたいと望めば自分の手で自分の子どもを育てられます。
駅の階段でベビーカーと子どもと大荷物を抱えて途方に暮れているお母さんを自然に助けて、ほいほいベビーカーを運ぶ通りすがりのサラリーマンたちを、かっこいいと思いました。泣き止まない赤ちゃんに困り果てる若いお父さんに、大丈夫?と声をかけるおばさんをいいなあと思いました。子どもって本当は、社会で育てるものなのです。イクメンのみなさん。子育てたのしく、がんばってください。
今日は何の日
2015.10.13
2015.10.14
2015.10.15
2015.10.16
2015.10.19
2015.10.20
2015.10.21
2015.10.22
2015.10.23