「頭髪の不自由な方」も、無理に隠そうとせず、ありのままの方が案外かっこいいものです。
今日、10月20日は「頭髪の日」です。
日本毛髪科学協会 が1977年に制定しました。「頭髪の日」を含めた1カ月間を毛髪衛生月間として、毛髪と頭皮についての正しい知識を普及するための活動を行っているそうです。街頭における無料毛髪相談、講演会、パンフレット配布などを、全国各支部で実施しているとのことです。
頭髪の日、と言われるとどうしても「頭髪の不自由な方」を思い浮かべてしまいます。(昔、ハゲているお客さんのことはそう言えと教わりました。)会社には、薄毛を気にして静電気でくっつく黒い粉を頭にふりかけている人や、よくできたカツラをかぶっているのにつなぎ目を気にして無意識にいじってしまう人がいました。無理な角度で後ろの毛を頭頂部にかぶせている人もいました。なんだか涙ぐましい努力です。でも、そんなに隠さなくていいのにと、いつも思っていました。
そんな中、薄毛を気にしていろいろ試していた人が、ある日突然、スキンヘッドにしてきたことがありました。その思い切りの良さに周囲からは「いさぎよい」と絶賛されました。そういうものです。無理に隠さず、ありのままの自分を認めて、堂々としていた方がかっこいいものなのです。
そうはいっても、世の男性の悩みは尽きません。そして、悩みあるところ商機という人もまた多いのが世の常です。近頃では男性型脱毛症をAGAと呼び、診断や治療を呼びかける宣伝も多く見かけるようになりました。増毛、育毛剤や、頭皮ケア用品も次から次へと発売されています。本当に効くハゲ薬が作れたらノーベル賞ものだそうです。それほど、特効薬がないということなのでしょう。
「頭髪の不自由な方」も、ありのままの方が案外かっこいいものです。あんまり思いつめないで、正しい知識に基づいて、正しい食生活とお手入れで髪の毛の延命治療にはげみましょう。ただ、お店のおしぼりで頭まで拭くのは、さすがにやめてくださいね。
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