中学入学前の段階で、「こういう子どもになっていてほしい」という願い、中学校の先生にうかがう機会がありました。
Z会の中学準備コース
に関わっている関係で、
「中学入学前に(子どもが)やっておかなければいけないことはなんだろう?」
ということが、もっかの関心ごとです。
今までの教育業界経験から把握できていることもありますし、お客様の不安を聞いて、中学準備コース応援サイト
なるものも立ち上げていますが、このテのものは常に「他にもないか?」を探さなきゃいけない、そう思っていますので…
僕は
「中学校の先生の率直な声」
をとても大事にしています。
とくに、率直な声の中でも、雑談の中で「中学校の先生をやってて、小学校卒業までにこういう子にしててくれるとありがたいんだけどなー、というのってあります?」とぽろっと質問したことに対し、脊髄反射で出てくる声を…。
・中学校の先生の期待を、小学生の保護者の方が聞く機会なんてほとんどない
・中学校の先生が教育の話をするときに、この話題を自ら語ることはほとんどない(そりゃ、中学生の話が先ですからね)
・「中学生になったお子さんを持つ保護者の方」からは聞こえてこない声が聞ける
わけですから。
そこに「(調べても)気づかない何か」があると思っていまして。
12/23(日)、北海道の中学国語の先生、堀裕嗣先生を招いて、教師を中心とした勉強会「明日の教室(東京分校)」が開催され、僕も出かけてきました。
三連休のど真ん中の、午後13時30分~17時という長丁場の有料勉強会ですから、集まっている人たちは、本気で教育を考えている人ばかり(じゃないとわざわざ時間とって来ませんよね)。
終わったあとの懇親会で、何人かの中学の先生とラフに話す機会が生まれ、率直に上記の質問を投げかけました。その回答が下記です。
タイトルの通り、回答は、多分に「しつけ」的なものです。
しかし、「しつけ」が出来ていれば学力は伸びる、と、僕は確信しています(恐らくはそういう先生も少なくないと思います)。
だから、子どもの学力を伸ばしたい!と思っている保護者の方ほど、読んでほしいものでもあります。
繰り返しになりますが、脊髄反射で返ってきた回答です。
「うーん」と考えて返ってきた回答ではない、という視点で、ご覧戴ければ、と存じます。
1.提出物を提出できるようにしておいてほしい!
言われたことを守れないお子さんが増えているんでしょうか…
「先生の言うことに従って、素直に言われたことは守る」って、学力向上の土台を作る、キホンのキだと思います。
教える―学ぶ、という関係性を築かなければいけないわけですから。
未習の知識も全教科、全部自分で学んでいくよ~って気持ちと行動がない限り(まあ現実的にはありえない話ですが)、どこかで「教えられる」ってシーンが必要で、そのときには先生の言うことを斜に構えて受けるよりも、素直に聞いた方がいいわけで。
だって自分がわからない知識なわけですから、そこに自分の価値基準を入れるより、専門家の先生の言うことを黙って聞いた方がいいでしょう…。
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