社会人基礎力として大事と言われる「コミュニケーション能力」。 では、その能力の意味する本質はどこか? …意外に捉えられていない気がします。 いつまでたっても企業が求める力の上位にランクインする、ということは(苦笑)
彼には一度お会いしたことがありました。
…といっても、彼が所長をつとめるデジタルメディア研究所の勉強会で、名刺交換に押しかけ、名刺交換しがてらちょろっと話した程度です。
「それまで会いたかった人に会えました。名刺交換をしました。ではそれで、相手は「友達」と思ってくれるでしょうか?」
答えは明らかですよね。
しかし実際には、これくらいのレベルでFacebookで友達申請してしまっているケースが多く見られます。
Facebookは、友達かそうでないかによって、相手に開示する情報が異なります。
「友達のみに、自分のメールアドレスなどを公開する」など行い、自分の(いろいろ変わる)個人情報の告知代わりに使っている人も沢山います。
そういうことまで想定して、友達申請すべきなんです。
ましてや、友達承認されなかったときに「なんだーあの人、冷たいなー」なんて感じる人は論外です(実際には「コミュニケーション能力がない」人に多く見られる感想ですけど)。
僕は、橘川さんのfacebook登録を発見した時に、まず、「フィード購読」させていただき、彼の発する言葉をチェックしながら、「同感!」と思えることについては「いいね!」を押したり、コメントしたりすることから、「相手を知り、そして相手にも、僕のことを分かってもらえる」ようにし始めました。
数回コメントするうちに、「あーどこかで会ったことのある寺西だな」程度には分かってもらえたようです。
この「相手に友達(仲間)と思ってもらえるような努力」をしないで、一方的に“自分のことを知ってくれ!”光線を相手に投げる人もまた、コミュニケーション能力がない人です。
相手=企業、と置き換えると、就活においてはわかりやすいと思います。
企業は、その人が「○○コンクールで優勝しました!」とか「○○の代表をやっていました!」を知りたいわけではないんです。その活動が「企業の仲間として一緒に働くことに価値があるか」を見たいわけで。
そのためには、「企業の心を動かすにはどうしたらいいか」という、相手の立場に立った心の動きが必要ですよね。
派手な自己アピールも必要な場合がありますが、その行為自体が重要なわけではないんです。
地味であっても、相手の認知と興味関心の醸成ができればいいわけで。
僕が橘川さんに「そうですよね!」などのコメントをしたように。
あるとき、とても腑に落ちることを書かれていましたので、同感と言う感想とともに、少し長めのコメントをさせていただきました。
すると、そのコメントを見た人(=橘川さんの発言をよくチェックされている方)が僕に共感したらしく、いきなり僕に友達申請。
肩書は「東京大学○○学部」とありますが、僕へのメッセージがありません。
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