企業はなぜ、わざわざ 埋もれてしまうようなサイトに出稿するのか?
ましてや、掲載社数の多いほう、有名人気企業が多く掲載されているほうのサイトが、値段が高いのだからオモシロイ。効果があるほうが値段が高いのなら理解できるが、逆になっているのだから、いかにサイトの選び方がおかしいかというものだ。掲載社数の多いほうのサイトの営業力がスゴイということだろうか。
真剣に新卒採用の目標を達成しようと思うなら、誰だってこれくらいの理屈には気づくはずだ。それなのに、社数が多いほう、有名人気企業が多いほうのサイトを選ぶというのは、新卒採用という仕事や目標が、経営や人事部の中でいかに軽くなっているかを表しているとも言えるだろう。予定の採用数を達成できなくても経営への影響はほとんどないし、学生のレベルが低かったことをその理由に挙げればよい、といった雰囲気なのだろう。そもそも、採用という仕事は、営業のように自社内で業績を比較されることがないから、失敗が失敗だと分らないことも、こうなっている理由の一つである。
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新卒採用
2011.10.24
2011.10.19
2011.10.14
2011.10.05
2011.09.26
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2015.07.29
NPO法人・老いの工学研究所 理事長
高齢期の心身の健康や幸福感に関する研究者。暮らす環境や生活スタイルに焦点を当て、単なる体の健康だけでなく、暮らし全体、人生全体という広い視野から、ポジティブになれるたくさんのエビデンスとともに、高齢者にエールを送る講演を行っています。