プレゼンテーションをしながら、「相手に伝わってない」と思った時、賢いプレゼンターはまずは説明の順番をチェックするものです。分かりやすい説明のために気をつけたい3点とは?
その上で、「日経225インデックスファンドみたいなものを『投資信託』って呼ぶんですよ。他にもいろいろあって…」と抽象化すると、「分かった」と思ってくれるものです。
賢く話そうと思うと、ついつい抽象から説明しがちですが、ベタな具体物から話し始めるのがコツです。
分かりやすい説明は「大きい概念から小さい概念へ」
さあ、そして分かりやすい説明の順序の3番目にして最後のものが、
「大きい概念(Broad)から小さい概念(Narrow)へ」
たとえば、投資信託を説明する時には、より大きい概念がないかと考えてみましょう。
「世の中で、資産運用の投資先って、どんなものがあると思います?株とか
不動産とか、いろいろありますよね。その中でもリスクを抑えられる
投資信託について今日は説明します」
なんて話し始めた方が、イキナリ「投資信託とはぁ…」と来るよりも、聞き手は受け入れやすいもの。
より広範な概念(Broad)で全体像を示した上で、個別の論点に絞り込む(Narrow)のがポイントです。
ということでまとめると、分かりやすい説明の順序の3点は、
KU接合 既知(known)から未知(unknown)へ
CA接合 具体的(Concrete)なものから抽象的(Abstract)なものへ
BN接合 大きい概念(Broad)から小さい概念(Narrow)へ
になります。言われてみれば当たり前と感じるかもしれませんが、自分で一心にプレゼンをつくっていると意外なほど忘れがち。大事なプレゼンの前には一度他者の目で見直してみることをお勧めします。
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