ある長期の勉強会向けの「志願書」を書くために、リーダーシップについて考える機会がありました。
7ヶ月ばかり続く、ある長期の勉強会に参加することになったのですが、なんと「志願書」なるものの提出が必要だとのこと。
そこには難しいお題が並んでいました。
曰く「リーダーシップに関する問題意識」というテーマで次の内容を盛り込んでレポートを書きなさい、ということでした。
1)リーダーシップを確立するために心掛けていること
2)実行していること
3)実行しようとして未だできていないこと
4)リーダーシップに関する問題意識
せっかく頭を悩ませてレポーティングしましたので、ご参考にお届けしたいと思います。
1.リーダーシップを確立するために心掛けていること
私はリーダーシップの確立に最も大切なものは、まずもってリーダーという立場の役割を明確に認識することだと思っています。
リーダーシップを発揮すべきリーダーの役割は何か?
第1に、メンバーの才能を引き出す育成者であるということ。
第2に、チームのビジョンを示すビジョン構築者であるということ。
第3に、チームで利益を創出することをリードする存在であるということ。
第4に、自らの人間性でチームに影響を与える存在であるということ。
第5に、チームに場の力をもたらす風土デザイナーであるということ。
正しさのほどはわかりませんが、私はこの5つの役割のすべてに全力投球しようと決めて、取り組んでいる最中です。
2.実行していること
すべてが上の5つの役割に連動しています。
①全社員のビジネスマンとしての強み・弱みを明確に理解する。特に他の人と違う才能は何かについてはフォーカスして育成イメージを持つ。
②チーム(私の場合は会社)のビジョンをいつでも明確にしておく。
③利益を上げ続けるための、商品戦略(コンサルティングメニュー)とプロモーション戦略と、コンサルタント育成計画を明確に持っていること。
④自分の人間性を磨くために、ミッションステートメントを明確に持ち、それに沿った生き方をしていくこと。具体的には、マングローブの30ブロック経営(会社)、マングローブ的生き方の30サークル(個人)、今野家の3Sスタイル(家族)、というものを制定し、毎日確認を習慣にしている。
⑤自社の組織風土を常にデザインし、打ち手の見直しをしている。
特に、④と⑤には特段の思い入れを持って、取り組んでいます。
マングローブの30ブロック
3.実行しようとして未だ出来ていないこと
着手できていないことはありませんが、上記の取組の中では「コンサルタント育成計画」にはもっと力を入れたいですし、利益計上ももっと高いレベルにしたいと思っています。
4.リーダーシップに関する問題意識
人は社長になるとそれまでの数倍働くようになるようです。
これが何を意味するかにポイントがあるように思います。
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今野 誠一
株式会社マングローブ 代表取締役社長
組織変革及びその担い手となる管理職の人材開発を強みとする「組織人事コンサルティング会社」を経営。 設立以来15年、組織変革コンサルタント、ファシリテーターとしてこれまでに約600社の組織変革に携わっている。