ここ数年、急激に業績が悪化し、戦略と戦術に行き詰っている企業が多くなっているようです。そんな時こそ、専門家のアドバイスももらいながら、復活のシナリオを描くことが重要です。今回は、復活のシナリオを描く参考にして頂きたく、組織変革のポイントを5つお話します。
ここ2年ほど、急激に業績が悪化して、戦略と戦術にいきづまっている企業が多くなっているようです。
特に、組織や人の問題は複雑怪奇であり、人の気持ちもからむことから、難しく途方に暮れる経営者も少なくありません。しかし、だからといって途方にくれたまま、経営を投げ出すなんてことができるはずがありません。
たまたま、ある日の日めくりが「ひどいままで終わるはずがない」というものでした。
これは、非常にいいフレーズです。大好きですね。
経営者が、踏ん張ることが最も大事なことです。「ひどいままで終わるはずがない」と、強い気持ちをもって、専門家のアドバイスももらいながら、復活のシナリオを描くべきです。
さて、少しだけカレンダーの宣伝を・・・。
名づけて「中尾ミエと井村雅代の毎日がHAPPY」という日めくりカレンダーです。
その名のとおり、タレントの中尾ミエさんと、シンクロナイズドスイミングコーチの井村雅代さん合作の日めくりです。
中尾ミエさんは多才な方です。
数年前から「書」を始められたそうで、個展もされるレベルだそうです。
NHK土曜日の番組「スタジオパーク」にも「書」の話題で登場したそうです。
で、この日めくりは、書が中尾ミエさん、言葉を井村雅代さんという共同作品です。毎日、ドキッとさせられたり、そうだそうだと頷いたりする言葉が書かれています。
組織変革をしていくためには、5つのポイントがあるとボクは思っています。
◆ポイント1:経営者の思っている企業の理想像を再度描きなおす。◆
色々な打ち手がうまく行かず低迷することになるのですが、一番の原因が経営者の自分の理想像への思いが揺らいだり、弱くなっていることが少なくないですね。よく「ブレる」という言い方をしますが、ブレるとは、理想像を見失うか、それへの思いがなくなることを言うと思います。
理想像は企業理念、や企業のミッションやビジョンという形で表現されている場合が多いわけですが、それをもう一度考え直す必要があります。そして、それを実現するための方法論、ロードマップを描かなくてはなりません。
◆ポイント2:組織長のリーダーシップの強化を急ぐ。◆
これは、非常に重要なポイントです。厳しい状況になると、創業者の力に頼るしかないということで、創業社長が孤軍奮闘になってしまう例が多いのです。それでは時計が逆戻りしただけで、変革になるどころか、シュリンクしていくのがおちです。
個の力(社員一人一人の能力強化)と場の力(職場風土の強化)を上げていく方法も含めて、リーダーシップを磨き上げなくては、組織は強くはなりません。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
人事組織
2010.07.28
2010.07.07
2010.06.23
2010.06.16
2010.06.09
2010.06.02
2010.05.26
2010.05.19
2010.05.06
今野 誠一
株式会社マングローブ 代表取締役社長
組織変革及びその担い手となる管理職の人材開発を強みとする「組織人事コンサルティング会社」を経営。 設立以来15年、組織変革コンサルタント、ファシリテーターとしてこれまでに約600社の組織変革に携わっている。