学生さんの志、応援したい。 だからこそ、現実も知って欲しい。 少しは伝えられれば、と。
ちょっと分かりにくい表現ですいませんが、3と同じく
「教師は、会社勤めの人より世の中を知らない(だから民間人をどんどん教師にするべきだ)」
という意見を例にとります。
この意見が正しいとした場合、世の中のことを伝えるには、民間人をどんどん教師に送り込んだ方がいいでしょう。
しかし一方で、今の教師が長じているところ、ありませんか?
…余りにも普通化していたり、あるいは余りにも皆さん軽視していますが、やっぱり教師は教えると言う技術に一日の長がありますし、「教育技術」は永遠に、論そのものも自ら習得する技術そのものも伸長していくものです。
教授法、教科教育法など、教職課程の授業では「教育技術」に関することがしっかり学問としてありますし、理論的な部分も理解しないと(というより、肌感覚で弁えないと)、いくら「いい人」で「物事を知っている人」であっても、教えられる側との適切なコミュニケーションが取れない場合もあるかと思います。
自分の24時間を精一杯生きている人同士であれば、ある人が別の人よりひとつのことを長じていても、別のことは劣っている、理屈上、そうですよね。
教師は、民間人よりも社会のことを知らないかも知れませんが、一生懸命活動している方であれば、教育技術をはじめ、保護者との応対、行政や法の知識など、実際の公教育で必要になる部分(けれど意外と「誰でもできる」あるいは「そんなもの不要」と思われている部分)、教育にどっぷり携わっていなければ身につけていないレベルでもっていらっしゃいます。
学生が志をもつとき、必ずその根拠や、その根拠に基づき、自分が長じていこうとする分野があると思います。
長じようとするところを強化すれば、必ず他の分野で疎かになるところがでます。
(「精一杯生きて全部カバーする」という精神論はここではナシです)
その疎かになっている部分の価値を認め、その価値を持っている、ないしは、社会に提供している人に頭を垂れる気持ち、これをなくすると、志は達成できません。
5.継続することを大切に
経験則ですが…ほんとに数多の「(職につく前の)わかいひと」をみてきて、言いたいこと。
「継続しろよ!」
1回や2回、他の人がやらなかったすごいことをやっても、たいしたことはないんです。数回で期待はずれの結果に終わると、すぐに「違っていた」と思い止める、投げ出す…。そんな学生さん(かつ、自らでは志を持っている、と思っている)を、たくさん、たくさん、見てきています。
大事なのは、継続すること。
一度決めた志に、「違うんではないか」という感情をもつまで、とことんやってみること。
とことんやらない前に別の「一見おいしい果実」に流れないこと…。
5が一番大切なポイントだと思いますね。
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