「面白い人ほど会社を辞めていく」「いやそんなこたない」― 活躍する20代ブロガー2名の記事。 ここから感じたこと、考えたこと。
元博報堂、高木新平さんのブログ、タイトル「博報堂を辞めました」
http://shimpe1.com/?p=84
が、Web上で大変話題になっています。
こちらを受けて、人気ブログ「ソーシャルウェブが拓く未来」ライターのイケダハヤトさんが、タイトル「「面白い人ほど会社を辞めていく」3つの理由」
http://www.ikedahayato.com/?p=4983
という記事を書き、その記事に疑念を持ったサイバーエージェントの若手旗手、渡邉大介さんが、タイトル「「面白い人ほど会社を辞めていく」なんてこたない、3つの理由。」
http://impresario.me/yamenaiyo/
という記事にまとめています。
3名の20代。
「職」に向き合い、表現し、多くの方に伝えている3名の若者に、まずは拍手を送りたいと思います。
なんとなーく、今の仕事を続けているだけの年配者は、この3名を見習わなきゃ、ですよね。
僕も身が引き締まりました。
さて、では、ほんとに「面白い人ほど会社を辞める」のでしょうか…?
以降、「面白い人」の定義を、イケダハヤトさんのブログから引用し、「自己表現が得意で、会社以外の活動も本気で取り組んでいる活動的な人」とさせていただきます(渡邉大介さんのブログの起点となっている表現でもあるため、ここから外れるのは両者に失礼かと思いまして)。
私自身の感覚では、「辞める人の中で、面白い人」の割合は、「辞めない人の中で、面白い人」の割合より高いと思います。
一方で、「辞める人の中で、自分勝手な人」の割合は、「辞めない人の中で、自分勝手な人」の割合より高いとも思います。
ざっくりと、残りの人を「普通の人」とすると(苦笑)
辞める人/面白い人:普通の人:自分勝手な人=2:6:2
とどまる人/面白い人:普通の人:自分勝手な人=1:8:1
になるのが、組織ってものではないかなーと思うわけです。
だから、面白い人ほど会社を辞める、というのは、現象だけ見ると当たっていると感じます。
しかし、「面白い人」が会社を辞める理由として、イケダハヤトさんが指摘された3点は、表層的なものにすぎないと思うんです。
面白い人が会社を辞める理由―
それは、「辞めた自分の方が、自分と関係する社会総体に価値を生み出せる」と感じるから、ではないのでしょうか。
なぜ、上であえて「自分勝手な人」を定義したかと申し上げると…
上記のような本質的な「(面白い人の)辞める理由」を除くと、イケダハヤトさんのブログで指摘された3つの理由は、「自分勝手な人」にも当てはまるからなんです。
次のページ収入は、自らが社会に創出した価値の対価です。
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