2010.05.04
学生が志を達成できる5つのポイント(前)
寺西 隆行
(株)Z会
学生さんの志、応援したい。 だからこそ、現実も知って欲しい。 少しは伝えられれば、と。
◆本投稿記事は、毎日更新中のZ会ブログ
http://www.zkaiblog.com/histaff/
の話題を元に、本サイトの読者層に合わせた形で修正しております。
教育業界の中の人で、積極的に発言する人が余りいないからなのか…
僕が教育業界で広告宣伝・マーケティングに携わり、その中でも「ソーシャルメディア」に親和性のある領域でいろいろやってきたからなのか…
「教育をなんとかしたい」
という学生さんの意見に触れたり、僕自身の意見に学生さんが接してくれる機会が増えました。
基本的にはそんな学生さんは「同志」だと感じていますし、僕自身が学生時代に「なんとかしたい」というほどの高邁な志を抱いているわけではありませんでしたので(今でも「自分にできることをやる」という感じではありますが)、正直凄いと思います。
加えて、僕の意見に接してくれる学生さんは、僕自身が今やっていることを紹介してくれる貴重な皆さんでもありますので、教育に携わる人間としてこんなに嬉しいことはありません。
ただ、「だからこそ」、志が表面的に終わってしまわないために…
自分では「志」だと思っても、世の中的にはまだまだ「志」の域には達していないことに気づき、「こころざし満足くん」(とでもいいますか)にならないために…
「いや、他の学生より君は凄いとは思うけど、今の凄さに満足していたら世の大人たちに跳ね返されて終わりだよ」
ってこと、伝えたいとも思っています。
このテーマで記事を書きたい、と思って気づいた5つのポイント。
他にもあるかもしれませんが、今の段階で5つ。記事化したいと思います。
1.学生だからその志が「凄い」と感じられているだけではないか。学生だから今やろうとしているビジネスモデルが「凄い」と感じられているだけではないか。
一言でいうと、若いとどうしてもチヤホヤされるんですよ(苦笑)。
輪をかけて、同じ世代の人たちよりも自分自身が凄いことをやっているので、ますます「社会の中での客観的な凄さ」から「自分が自分自身に感じる主観的な凄さ」が乖離する傾向にあります。
1つ。そのアイディアを学生で考えられるのは凄い、という視点で、様々な賞を受賞する場合があります。しかし、「アイディア」はいいけれど、そのアイディアを社会の中の構造に落とし込み、さらに具体化し、成功を収めるまで、かなりの距離があるんです。
アイディアだけで「凄い」とは、客観的には言いません。
#「若い人」の方が発想に柔軟ですので、アイディアの発想力自体を否定するわけではありません(もちろん)。
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