今回は新年にふさわしいめでたいウェディングの話です!と思ったのですが、よく調べてみると、ちょっと残念なエン・ジャパンのグリーンウェディングのお話です。
あれれ、大丈夫かなと思いつつ、紹介されている結婚式場を見ると、グリーントピックスというタブがありましたので、これが各式場がいかに環境負荷の軽減をしているかを説明しているセクションだと思い中身を覗いて見ると、
「理想の結婚式にあわせて、選べる挙式スタイル」
「オーダードレスで、花嫁をより一層美しく彩る」
「全てが完璧にそろった、プレミアムウエディング」
うーん、普通の結婚式場と何が違うのかよく分かりません。。。
中には、料理には有機野菜をセレクト、ドレスリメイクサービス、生ごみの「たい肥」へと資源化など、程度が分かりませんが、確かに少しは環境負荷低減につながりそうなものもあります。でも、他には、駅から近いので歩いて来れる、好きなものだけをチョイスしていただくので、無駄がないというデザートビュッフェ(作り置きでコース料理より余計無駄が生じるのではないだろうか)という後からとってつけたような、或いはこじつけとも取れる美辞麗句が飛び交っていました。
非常に残念です。。。
グリーンウェディングを突き詰めてしまうと、やらない事が一番となってしまうのかもしれませんが、それでは、エコ・ファシズムとも呼ぶべき普及、永続きしない思想になってしまいます。地球環境への負荷軽減と、人間の欲や経済性と調和させるのが、真の環境経営につながると弊社では考えています。
[en]グリーン・ウエディングもコンセプトを共有したものを期待していたのですが、これでは、普通の結婚式場紹介サイトと何ら変わらず、わざわざ「グリーン」と銘打つ程のものではないと思います。
弊社では、これが「グリーン」の持つイメージを悪用しようとした意図的なものではないと信じ、僭越ながら[en]グリーン・ウエディングに以下の提言をします。
1.「グリーン」の評価基準を実際的な地球環境負荷の低減に絞込み、紹介する結婚式場とグリーントピックスとを厳選する
2.結婚式が社会に対して感謝の意を表すのにふさわしい場として捉え、そのコンセプトで進めたいなら、「グリーン」ではなく、[en]ソーシャル・ウエディング、[en]サンクス・ウエディングなど、他のネーミングを考える。色を使いたいのであれば、結婚式という事も考え、エシカル、インテグリティーに近いホワイトを使って、[en]ホワイト・ウェディングではいかがでしょう?
このままでは、グリーンどころか、怪しいという意味でのグレー、或いは悪質なという意味でのブラックになってしまいます。エン・ジャパンの方の奮起を切に望みます。
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株式会社 戦略調達 代表取締役社長
コスト削減・経費削減のヒントを提供する「週刊 戦略調達」、環境負荷を低減する商品・サービスの開発事例や、それを支えるサプライヤなどを紹介する「環境調達.com」を中心に、開発・調達・購買業務とそのマネジメントのあり方について情報提供していきます