単なるイメージ戦略から、真の環境経営へ。大手企業にも、本流の事業で、商品・サービスの開発から、原材料の調達、製造、物流、販売、メンテナンス、回収・廃棄処分に至るまで、あらゆる事業活動を、環境負荷の低減という観点で見直し、より環境負荷の少ない方法に代えていく取組みが出てきています。今回は、日本コカ・コーラとNECの樹脂原料を植物由来に代えるという取組みを紹介します。
【「週刊 戦略調達と環境調達.comで2009年を振り返る」企画へのご協力のお願い】
本題の前に。
記事投票にご協力頂いた方、早速にありがとうございました。
2010年の企画第一弾のご協力引き続きお願いしています。2009年を振り返って、2010年を占います!
当シリーズ「環境調達.com」と、最新のトピックスから、調達・購買業務とそのマネジメント、コスト削減・経費削減のヒントを提供する「週刊 戦略調達」
、これらの記事で2009年を振り返り、2010年を展望してみませんか?
それぞれの記事一覧の中から、2009年を最も象徴しているなぁと思われるものをお選び下さい。集計の結果で弊社にて現在の世相を占います。30秒と掛かりませんので、よろしくお願い申し上げます!
「環境調達.comで2009年を振り返る」記事投票はこちら ⇒ http://www.smaster.jp/Sheet.aspx?SheetID=24373
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それでは、本題です。
【樹脂原料を植物由来に - 日本コカ・コーラ、NEC】
日本コカ・コーラ株式会社が、 2010年より、植物由来の素材を使用したPETボトル「プラントボトル」を採用するとの事です。
「プラントボトル」は、素材の一部を植物由来とすることで原油由来の原料の使用量を削減するものです。同社の試算では、現在の導入予定で、年間2,045kl相当の原油使用量削減効果を見込んでいます。この数値は、ガソリンに換算すると499キロリットルとなり、燃費1リットルあたり10kmの自動車で、地球を125周できる計算との事です。
何だか凄いですね。
尚、このプラントボトルは、今までと同様に、既存のPETボトルリサイクル工場で100%リサイクルが可能との事です。(出所:同社プレスリリース 12月17日)
樹脂原料に植物素材という動きは、PCでも起きています。日本電気株式会社(NEC)は、バイオプラスチックを本体のプラスチックの約90%、植物由来成分を配合したバイオ塗料を本体のフロントパネル部分に採用したモデルを発売するとの事です。(出所:同社プレスリリース 1月12日)
大手企業でこうした動きが出てくるのは心強い限りです。大手企業が本腰を入れれば、その消費者への影響力、啓蒙活動に掛けられるパワーから、地球環境への負荷低減の動きが一気に加速、広がる事が期待されます。
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株式会社 戦略調達 代表取締役社長
コスト削減・経費削減のヒントを提供する「週刊 戦略調達」、環境負荷を低減する商品・サービスの開発事例や、それを支えるサプライヤなどを紹介する「環境調達.com」を中心に、開発・調達・購買業務とそのマネジメントのあり方について情報提供していきます