So What?を考える

2009.06.22

仕事術

So What?を考える

伊藤 達夫
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

あんまり感じのいい言葉ではありませんが、コンサルティングでは「So What?」が非常に重視されます。常に時間が無い中で効率的、効果的に行動することが求められるからですね。これはあんまり一般に普及していませんが、学ぶべきところはあると思います。

 だから、当初はたたき台の意味合いでもいいから、上司に次の展開を提案してみることです。

 この仕事はこうなので、次はこうかもしれません。もしくは、こういうアクションが発生しますね、とか。

 そういうことを試みることで、意欲があるという評価を受けます。

 スキルとウィルをかけあわせたマトリクスで人材をどう指導する?という枠組みがありますね。

 スキルがはじめに低いのはしょうがないです。でも、ウィルが低いという評価をされるのはしんどい。

 ウィルを高くして多少任せてもらえるところに到達しましょう。

 So What?を考え、上司に今後のアクションを提案することはウィルが高いという評価をされるだけでなく、ボスのマネジメントをするところまで到達できる可能性を高めるんですね。

 「上が細かいところまで下りてきて任されないんだよねー」と愚痴を言っているなら、あなたはピンチです。一切評価されていないのですから。

 そこを打破するためにも、So What?を考えてみることをオススメします。

 あなたのビジネスライフに少しでも資することができれば幸いです。それでは次回をお楽しみに。

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伊藤 達夫

THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。

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